皆さん、こんにちは!!
高田潤です( ´ ▽ ` )ノ

今週の話題は一つしかありません。


定年を迎えられる松田博資厩舎ラストランです。


いよいよこの日が来てしまったのか、、という心境です。


僕は松田博資厩舎から騎手としてデビューし、競馬の世界の右も左も全くわからない僕を、松田先生はここまで育てて下さいました。

はっきり言って僕は、競馬の知識も実力も技術もないし、本当に馬乗りが下手くそで迷惑ばかりかけて大変な弟子だったと思います。

怒られた数は数えきれないほどありますが、それでも、そんな僕に何度もチャンスを下さり、厩舎を離れてフリーになってからもいつも応援して下さいました。

そして、これは誰にも話したことがないのですが、フリーになってダメだったらいつでもウチの厩舎に帰ってきていいんだぞと声もかけていただいておりました。そんなことを言って下さる調教師の先生はなかなかいないと思います。

松田先生は、仕事に対しては本当に厳しく、ポリシーを絶対に曲げない先生でした。
しかし、仕事場以外ではまるっきり別人で、めちゃくちゃ優しい先生でした。

松田厩舎に所属していなかったら自分はどうなっていたんだろう… と、考えるだけでも怖いんですが、
いま僕が騎手としてやっていけるのは、紛れもなく松田先生のお陰です。

松田先生の元でジョッキー生活が送れたことは僕にとっては、とてつもない財産です。

いくつものG1タイトルを獲っている松田先生が唯一、獲りたいとおっしゃっていた『中山大障害』のタイトルをどうしても僕の手で獲り、恩返しがしたかったんですが、最後のチャンスとなった去年の中山大障害は2着と敗れてしまいました。

自分の技術不足を悔みましたが、それでも一つのG1タイトルを目標に、松田先生と厩舎の皆さんと一丸となって、その目標に全力で向かっていけたことは、勝つことよりももっと大切な意味があったのではないかと思います。
先生の思いはそういうところにあったのかなと思っています。

松田先生が引退されても、いつまでも僕の師匠は松田先生ただ1人です!!
先生には何ひとつ恩返しができなかったんですが、これからも弟子として恥ずかしくないように、少しでもアイツ頑張ってるな!って思ってもらえるように、松田厩舎で培った経験をいかし、しっかりと騎乗して、人としても認められるように努力していきたいと思います。

僕は今週は松田厩舎の馬には騎乗しておりませんが、
超名門松田博資厩舎ラストラン皆さんにもしっかりと目に焼き付けていただきたいと思います!!