2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
質問コーナー♪
2016/8/26(金)
先週、久しぶりに勝利を挙げた高田潤です(;^_^A
小倉の障害オープン戦で、ルペールノエルが人気に応えてくれました( ´ ▽ ` )ノ
速くなったり遅くなったりの乱ペースだったんですが、惑わされずにしっかりと自分のペースで走ってくれたルペールと藤原厩舎のスタッフに、感謝感謝です(T_T)!!
今回は、いくつかいただいた皆さんからの質問に答えて行きます(^o^)/
《ガッキーさんの質問》
Q:障害のレースで落馬して怪我をして休養して復帰した時に、障害のレースに乗る
のが怖いっていう思いはないんですか?
A:もちろん怖いし緊張もします。しっかりリハビリやトレーニングを積んで万全な状態で復帰して自分では大丈夫だと思っていても、いざ馬に跨るとカラダが変に反応して怖がっていることもあります。
でも、怖さや不安な気持ちを解き放ってくれるのはやっぱり馬しかないんですよね(;^_^A
勝てない週が続いたり、レースで上手く乗れなくて焦りが出てしまうときも同じで、
結局は馬に助けてもらうしかないと僕は思っています。
《おじじくん。さんからの質問》
Q:高田潤ジョッキーはTUBEファンという事ですが、現在TUBEの曲で好きな曲は何で
すか?
高田潤選曲ベストの3曲を教えて下さい。(出来れば理由も)
A:最近というか今年は「灯台」という曲をよく聴いていますね。
TUBEさんの曲で一番好きな曲は「虹になりたい」です。この曲は僕がデビューしたときに未来日記という番組をよく見ていて、その番組の主題歌になっていました。ですので凄い思い入れがあって、今でもカラオケでよく歌います!!
前田さんの馬でノブアルコバレーノという名前の馬がいたんですが、アルコバレーノとはイタリア語で「虹」という意味で、僕が名前をつけさせてもらいました(;^_^A
他には「傷だらけのhero」とか「WINNERS HIGH」とかはレース前に良く聴いていますね(*^^*)
WINNERS HIGHに至っては、完全にジャンプレースのための曲だと勝手に思っています(笑)
というか絶対そうです(笑)
《西大路魯山人さんからの質問》
Q:今までで最も高額な買い物は何ですか?
(全員「自宅」の可能性があるので家は外させて下さい。逆に「旅行」など形がないものでも結構です。)
A:間違いなく家ですね(笑)その次は車です(^^;;
それ以外だと、買い物ではないですが熊本への募金です。あとは去年行ったフランス遠征では、宿泊費だけで50万円くらいはかかっています(^^;; 今欲しいのはLEICAのカメラです(笑)
Q:ラグビー日本代表・五郎丸選手やMLBのイチロー選手のバッターボックスでの所作など平常心を保ち能力を引き出す方法として「ルーティン」が話題ですが、それとは逆にスランプを脱するために普段と違う行動を行う「スイッチング・ウィンバック」という方法を、一流アスリートはお持ちとお聞きしました。
(野球選手で言えば、グローブやバットを違う物に変えて心機一転するなど。)
競馬ラボにコラムをお持ちの5名様は、どのようなスイッチング・ウィンバックをお持ちなのでしょうか?
※「お酒を飲んで忘れる」では面白くないので、それ以外でお願いします。
A:まずわたくしお酒は飲めません(笑)
スランプというのは一流の人間が使う言葉だと思っていますので、そもそも僕は一流ではありませんので、スランプはありません(;^_^A
でもスランプ風はあります(笑)その時は、特に何をするということはありませんが、平常心を保ちつつ、あまり考えすぎないようにします。
後は、先ほども書きましたが、レースで勝つことしか脱出方法はないと思っています。
《匿名さんからの質問》
Q:一般的に調整ルームについてほとんど知られていないのですが 各競馬場で、あまり差は無いのでしょうか?
それとも細かなところで、違いなどあるのでしょうか?
調整ルームで楽しく過ごすコツが あれば教えてください。
A:各競馬場によって結構違いはあります(^^;;
まず小倉競馬場の調整ルームは検量室まで遠すぎて、送迎車で移動しています。ですので、調整ルームにレースの勝負服など忘れ物をしたときは大変なことになります(笑)
あと、福島と函館,札幌の調整ルームにはエレベーターがついていますが、それ以外の調整ルームにはついていません。まぁその情報はどうでもいいですね(笑)
僕が一番好きな調整ルームは京都です。実は京都の僕の部屋からはお客さんが丸見えなんですよ(笑)
調整ルームでは、各々過ごし方は違うと思いますが、僕はゆっくりサウナに入って、整体を受けて(どこの競馬場にも整体師さんが来ています)、音楽を聴きながらリラックスして過ごしています。
1人部屋なんで他のジョッキーのことはあまりよくわからないです(笑)
結構リラックスできる環境は整っていますので、調整ルームを苦痛に感じているジョッキーはいないと思いますよ。
そもそも調整ルームがなかったとしても、レースの前日に遊びに出るジョッキーはほとんどいないと思いますよ精神的に。。
夏競馬もいよいよあと2週となりましたが、皆さん悔いのないように思いっきり楽しんで下さいね~( ´ ▽ ` )ノ
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。