ビッグアーサー

(牡5、栗東・藤岡健厩舎)

サクラバクシンオー
シヤボナ
母父Kingmambo
通算成績12戦8勝
重賞勝利 16年高松宮記念(G1)
16年セントウルS(G2)
連対時平均馬体重522kg (最高:528kg) (最低:518kg)
前走時馬体重524kg
POINT前走は休み明けとながらしっかりと仕上がっていたのだが、この一月でトモは更に逞しくなってきた。元々ゴロッとした体型ではあるものの、一回使われたことにより腹回りは絞れ、全体に引き締まってきた。体調面・仕上がりで特に不安はなく、能力をフルに発揮できる状態。バクシンオー産駒、セントウルS勝ち馬はこのレースと相性が良くないが、不安材料を跳ね返して春秋スプリントG1制覇なるか。

ミッキーアイル

(牡5、栗東・音無厩舎)

ディープインパクト
スターアイル
母父Rock of Gibraltar
通算成績17戦7勝
重賞勝利 16年阪急杯(G3)
14年NHKマイルC(G1)
14年スワンS(G2)
14年アーリントンC(G3)
14年シンザン記念(G3)
連対時平均馬体重479kg (最高:490kg) (最低:470kg)
前走時馬体重490kg
POINT造りはディープ産駒らしく直飛寄りの飛節で脚を長く見せ、短距離馬という印象は受けない。ただ、この馬はピッチ走法で、回転の速い走りをするのでテンからトップスピードに乗ることができる。高松宮記念から半年ほどの休み明けになるが、極端に太いといった雰囲気はない。それでも馬体はまだまだ引き締まる余地を残しており、100%のデキとは云えないか。能力的に無視は危険だが、アタマから積極的には狙いづらい面も。

ダンスディレクター

(牡6、栗東・笹田厩舎)

アルデバラン2
マザーリーフ
母父サンデーサイレンス
通算成績17戦6勝
重賞勝利 16年シルクロードS(G3)
連対時平均馬体重441kg (最高:446kg) (最低:434kg)
前走時馬体重444kg
POINT前走はいかにも休み明けといった造りであったし、馬体重は増減なしであったがやや太い印象があった。一度使われたことによって馬体全体が引き締まり、ここを目標にしっかりと調整されてきた。中山実績はないが、阪神芝1400というパワーを要するコースでも好走しているし、大きな不安にはならないだろう。勝ち負けできる良い仕上がりで、セントウルSの着順は気にせず狙ってみたい。

ベルカント

(牝5、栗東・角田厩舎)

サクラバクシンオー
セレブラール
母父ボストンハーバー
通算成績20戦6勝
重賞勝利 15、16年アイビスSD(G3)
15年北九州記念(G3)
14年フィリーズR(G2)
13年ファンタジーS(G3)
連対時平均馬体重478kg (最高:490kg) (最低:466kg)
前走時馬体重488kg
POINT昨年は大敗したが、腹回りの毛艶が今ひとつで、本調子という雰囲気ではなかった。その時と比較すると、今年は夏に3戦している割に馬体減りや毛艶落ちもなく、体調を維持することができた。この馬の課題は中山コースか。筋肉量が多いながらも牝馬らしい素軽さがあり、絶対的なスピードはこの中でも上位ではあるものの、そのスピードが生きるのはあくまで平坦コース。タフな中山の坂を克服することができれば。

スノードラゴン

(牡8、美浦・高木登厩舎)

アドマイヤコジーン
マイネカプリース
母父タヤスツヨシ
通算成績42戦8勝
重賞勝利 14年スプリンターズS(G1)
連対時平均馬体重503kg (最高:514kg) (最低:484kg)
前走時馬体重508kg
POINTここ2走が見どころのあるレースぶりで、8歳でも好調子をキープしている。トモの筋肉量はそう変わらないが、前走時よりも胸前の筋肉量が増えてきている。この年齢にして上積みは十分と云えるだろう。この馬も本質的にスピード勝負は苦手な口なので、雨が降って道悪にでもなれば前進可能だ。前走では先行する競馬も見せており、本番でどういったレースをするのかが楽しみな1頭である。

ブランボヌール

(牝3、栗東・中竹厩舎)

ディープインパクト
ルシュクル
母父サクラバクシンオー
通算成績8戦3勝
重賞勝利 16年キーンランドC(G3)
15年函館2歳S(G3)
連対時平均馬体重435kg (最高:438kg) (最低:432kg)
前走時馬体重438kg
POINT胸前~背のラインは牝馬らしいスッキリとしたなめらかなシルエットを描いているが、後駆の豊富な筋肉量はさすがに重賞勝ち馬といった印象を受ける。全体的に筋肉の張りが良く、皮膚の薄さが感じられる。脚がやや短めで、短距離馬らしい形。まだ3歳馬で頼りない部分もあるが、1戦1戦成長している様子が伝わってくるし、毛艶も良く、体調面は余裕がありそうだ。軽斤量で一発があっても驚けない。

レッツゴードンキ

(牝4、栗東・梅田智厩舎)

キングカメハメハ
マルトク
母父マーベラスサンデー
通算成績15戦2勝
重賞勝利 15年桜花賞(G1)
連対時平均馬体重459kg (最高:466kg) (最低:450kg)
前走時馬体重476kg
POINT夏に北海道で2戦使われた時から良い意味で大きな変わり身はなく、好調子を維持している。毛艶も良いし、馬体の張りも問題なく、あばらがうっすら浮いた理想的な仕上がりで状態は文句なし。夏競馬の疲れもなく、ここでもこの馬自身の力は発揮できそうだ。後は相手関係。純粋なスピード比べでは劣ってしまうだけに、展開、立ち回りでなんとか上位入線を狙いたいところだ。

レッドファルクス

(牡5、美浦・尾関厩舎)

スウェプトオーヴァーボード
ベルモット
母父サンデーサイレンス
通算成績17戦7勝
重賞勝利 16年CBC賞(G3)
連対時平均馬体重465kg (最高:472kg) (最低:456kg)
前走時馬体重466kg
POINTCBC賞の際に適性面でやや評価を下げたが、素晴らしい末脚で初重賞制覇。32秒台の末脚を使えることに驚いた。ただ、この馬が挙げている全7勝は全て左回り。右回りは2戦しか経験していないのが不安。スピード比べになるレースだけに、末脚型のこの手のタイプは正直狙いづらい。トモの筋肉量は前回以上であり、芦毛で判別しづらいが毛艶も良い。道悪が巧そうな蹄をしているので、馬場状態次第では大駆けも。

ソルヴェイグ

(牝3、栗東・鮫島厩舎)

ダイワメジャー
アスドゥクール
母父ジャングルポケット
通算成績8戦3勝
重賞勝利 16年フィリーズR(G2)
16年函館スプリントS(G3)
連対時平均馬体重463kg (最高:466kg) (最低:460kg)
前走時馬体重470kg
POINT全体的にコンパクトにまとまっており、シルエットが綺麗な馬。桜花賞時よりも前駆、後駆ともに筋肉量が増え、着実に成長している様子が見受けられる。北海道帰りになるが、身体は維持しており、張りも良く、引き締まって好馬体をキープしている。相手強化がどうかも、この馬の能力は十分発揮できる状態にある。3歳牝馬の軽斤量を生かして上位争いを目論む。

ネロ

(牡5、栗東・森厩舎)

ヨハネスブルグ
ニシノタカラヅカ
母父サンデーサイレンス
通算成績29戦6勝
連対時平均馬体重464kg (最高:474kg) (最低:456kg)
前走時馬体重464kg
POINT前駆、後駆ともに筋肉がかなり発達しており、いかにも短距離馬といった造り。気性も行きたがる前向きな面があるので、スプリンターとしての資質は高い。スピード能力だけならこのトップクラスのメンバー中でも上位だ。予定されていたローテをしっかりとこなし、賞金も加算してここへ目標に順調に調整されてきた。仕上がりに関して特に不安はなく、相手は強化されるがここでも注目しておきたい1頭。

サクラゴスペル

(牡8、美浦・尾関厩舎)

サクラプレジデント
サクラブルース
母父Cure the Blues
通算成績34戦9勝
重賞勝利 15年京王杯SC(G2)
13、15年オーシャンS(G3)
連対時平均馬体重484kg (最高:494kg) (最低:476kg)
前走時馬体重494kg
POINT8歳でレース数をこなしている馬とは思えないほど筋肉量を維持しており、決して衰えた印象は受けない。京王杯SC以来の休み明けでも太め感はなく腹回りは引き締まって見え、背中には銭型も浮いて体調面はかなり良さそうだ。元々スピードの絶対値が高くない馬なので、時計勝負の展開にならなければ今年も一発があって良い。中山1200は鬼であるし、大穴ならこの馬か。