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サウンドトゥルー

(セ7、美浦・高木厩舎)

フレンチデピュティ
キョウエイトルース
母父フジキセキ
通算成績40戦9勝
重賞勝利 16年チャンピオンズC(G1)
15年東京大賞典(G1)
15年日本テレビ盃(G2)
連対時平均馬体重475kg (最高:480kg) (最低:470kg)
前走時馬体重474kg
POINT全体のシルエットの割にクビが長め。距離はある程度あった方が良い。元々トモを立派に見せる馬ではあったが、昨秋くらいから特に厚みが出てきて、たくましくなってきた。ただ、胸前はスッキリと見せており、テンのダッシュ力には欠ける印象。スタートの芝で上手く加速して流れに乗ることが一番の課題。冬毛を伸ばすことなく毛艶も良く、体調は良い。若干太く映る腹回りもセン馬特有のもので、この一追いでキッチリと仕上がってくるはずだ。

コパノリッキー

(牡7、栗東・村山厩舎)

ゴールドアリュール
コパノニキータ
母父ティンバーカントリー
通算成績27戦13勝
重賞勝利 16年南部杯(G1)
16年帝王賞(G1)
16年かしわ記念(G1)
14~15年JBCクラシック(G1)
15年フェブラリーS(G1)
15年東海S(G2)
14年かしわ記念(G1)
14年フェブラリーS(G1)
13年兵庫チャンピオンS(G2)
連対時平均馬体重529kg (最高:538kg) (最低:522kg)
前走時馬体重544kg
POINT近走の立ち写真ではかなりたくましく見せている印象のある馬だが、今回はかなりスッキリと見せている。加齢で全体的な筋肉量は徐々に衰えてきてはいるものの、かわりに余分な肉も削げた雰囲気があり、休み明けでも現状の力は発揮できると見た。四肢に湿布を塗ったような痕が見られるが、この中間も6Fから長めを乗られており、予防の一環と見て良いだろう。スピード能力はまだ上位のものがあると思うので、人気落ちなら狙ってみたい。

カフジテイク

(牡5、栗東・湯窪厩舎)

プリサイスエンド
テイクザケイク
母父スキャン
通算成績22戦7勝
重賞勝利 17年根岸S(G3)
連対時平均馬体重479kg (最高:484kg) (最低:470kg)
前走時馬体重484kg
POINT馬体はほぼ完成されている。追込馬の特徴として、胸前~肩周りの筋肉はスッキリと見せることが多い。その一方でトモの筋肉は立派なものを持っており、推進力の源といって良いだろう。胴の長さもゆとりあるタイプなので、距離延長は問題なし。前走も良い仕上がりであったが、今回は一度使われた効果もあって腹回りは更に引き締まってきており、万全の状態でレースを迎えることができそう。後方一気でどこまで追い込めるか。

ベストウォーリア

(牡7、栗東・石坂厩舎)

Majestic Warrior
Flirtatious Miss
母父Mr. Greeley
通算成績27戦9勝
重賞勝利 14~15年南部杯(G1)
14~15年プロキオンS(G3)
13年ユニコーンS(G3)
連対時平均馬体重510kg (最高:520kg) (最低:504kg)
前走時馬体重520kg
POINT安定した成績を残しているように、毎回立ち写真もよく見せており、状態面で大きな変動の少ない馬。前走時あくまで力を出せる、といった基準の上で若干余裕を持たせた仕上げであったが、今回は一叩きして絞れてきた。毛艶も悪くなく、状態面で不安に思える部分はないのだが…昨年このレースに出走した時と比較すると、やや迫力が感じられなくなってきた雰囲気。大崩れは考えづらいが、相手候補の1頭として考えるのが無難か。

モーニン

(牡5、栗東・石坂厩舎)

Henny Hughes
Giggly
母父Distorted Humor
通算成績11戦6勝
重賞勝利 16年フェブラリーS(G1)
16年根岸S(G3)
連対時平均馬体重522kg (最高:528kg) (最低:516kg)
前走時馬体重526kg
POINT素晴らしいバランスはさすがG1ホースといったところ。正方形のシルエットで、やはり距離は短いところの方が良いタイプ。武蔵野S、チャンピオンズCの前は正直今ひとつの出来であったが、ここに来て馬体が良化してきた印象。筋肉量は昨年勝利した時よりは寂しく映るものの、背中に銭型が浮いてきているように毛艶も良く、筋肉の張りも出てきた。能力は間違いなく高いので、この仕上がりで人気落ちするなら買ってみる価値は十分だ。

ノンコノユメ

(セ5、美浦・加藤征厩舎)

トワイニング
ノンコ
母父アグネスタキオン
通算成績16戦6勝
重賞勝利 15年JDダービー(G1)
15年武蔵野S(G3)
15年ユニコーンS(G3)
連対時平均馬体重449kg (最高:454kg) (最低:444kg)
前走時馬体重446kg
POINT<今週のイチオシ>チャンピオンズC時は馬体が寂しく映る印象だったものの、今回は見違えるようなボリュームある造り。この中間もウッド追いだけでなく、プールも併用されていることから馬体を絞りたいのかもしれないが、裏を返せばそれだけしっかりと飼葉を食べて、体調が良いということなのでは?元々、腹袋が大きく全体的に立派に見せるタイプであるし、この馬体増はプラスと見ている。皮膚も薄く見せているように筋肉の張りも抜群。勝ち負けになる仕上がりだ。

アスカノロマン

(牡6、栗東・川村厩舎)

アグネスデジタル
アスカノヒミコ
母父タバスコキャット
通算成績27戦7勝
重賞勝利 16年東海S(G2)
16年平安S(G3)
連対時平均馬体重505kg (最高:526kg) (最低:484kg)
前走時馬体重526kg
POINT背中と腹回りのラインが平行に近く、長く脚を使える一方で瞬発力は劣る面がある。先行できなかった前走は度外視して良さそう。ここに来て筋肉量が増えてきた印象で、更にパワーアップ。特に胸前、トモの筋肉はさすがダートの一線級といった素晴らしいもの。アグネスデジタルの仔で腹回りは立派に見せるタイプで、1週間前としてはこのくらいでちょうど良い。追い切りでもっと引き締まってくるだろうし、巻き返しに期待。

ゴールドドリーム

(牡4、栗東・平田厩舎)

ゴールドアリュール
モンヴェール
母父フレンチデピュティ
通算成績8戦4勝
重賞勝利 16年ユニコーンS(G3)
連対時平均馬体重518kg (最高:526kg) (最低:512kg)
前走時馬体重516kg
POINTチャンピオンズC時は出遅れ→道中早めに押し上げて12着。調子は良さそうだったが、さすがにあのレース展開では厳しい。前走の解説で「未完成な部分がある」と評価したが、今回もまだ完成度では人気上位勢と差のある印象。ただ、この2ヶ月で緩みは徐々に抜けてきて、確実に成長している。馬体のバランスが良く、素質はG1で通用すると見た。背中に銭型が浮き始め、体調はかなり良さそう。出来の良さで上位入線を狙う。

ホワイトフーガ

(牝5、美浦・高木厩舎)

クロフネ
マリーンウィナー
母父フジキセキ
通算成績17戦8勝
重賞勝利 15~16年JBCレディスクラシック(G1)
16年スパーキングLC(G3)
16年TCK女王盃(G3)
15年関東オークス(G2)
連対時平均馬体重509kg (最高:516kg) (最低:500kg)
前走時馬体重500kg
POINT昨年より1つ歳を重ね、だいぶ白くなってきた。繋ぎが短く立っており、ダートを主戦場にしているのも頷ける。長駆短背で美しいシルエットを見せており、バランスが良い。胸前、トモには牝馬離れした筋肉がしっかりとついており、牡馬顔負けのパワーを発揮することができる。背中の短い馬はマイルもこなせなくはないが、もう少し距離があったほうが良さそう。体調は悪くなさそうだが、牡馬の一線級相手ではやはり厳しいか。

ケイティブレイブ

(牡4、栗東・目野厩舎)

アドマイヤマックス
ケイティローレル
母父サクラローレル
通算成績17戦5勝
重賞勝利 16年浦和記念(G2)
16年兵庫チャンピオンS(G2)
16年白山大賞典(G3)
連対時平均馬体重484kg (最高:492kg) (最低:478kg)
前走時馬体重484kg
POINT平尻気味で瞬発力は欠けるものの、持続力には優れていて、それが持ち前の粘りに繋がっているものと見る。繋ぎの角度、蹄は一見芝でもやれるのではないか、とも思うのだが、背中が長めで身体がやや硬そうなので、ダートがベターということだろう。月1走ペースでハードに使われており、大きな上積みは感じられない。肋も浮いており、状態としては推せるようなものではないか。

ニシケンモノノフ

(牡6、栗東・庄野厩舎)

メイショウボーラー
グリーンヒルコマチ
母父アフリート
通算成績28戦7勝
重賞勝利 16年兵庫ゴールドT(G3)
13年兵庫ジュニアGP(G2)
連対時平均馬体重503kg (最高:516kg) (最低:494kg)
前走時馬体重514kg
POINT根岸S時に高評価したのだが5着。後方一気組が上位を占める中、先行してある程度粘ったことは評価に値する。ダート短距離馬にしてはスッキリと見せる馬で、胴が詰まって脚もやや短いのだが、筋肉量の観点でいえばこの距離延長はプラスかも。馬体も維持しているし、筋肉の張りも引き続き良好。今回は特に速い馬もおらず、好位で進めることのできるこの馬にとって展開が向きそう。穴で一考。

インカンテーション

(牡7、栗東・羽月厩舎)

シニスターミニスター
オリジナルスピン
母父Machiavellian
通算成績25戦8勝
重賞勝利 15年平安S(G3)
14年みやこS(G3)
13年レパードS(G3)
連対時平均馬体重483kg (最高:498kg) (最低:472kg)
前走時馬体重512kg
POINT前走は休み明けを一叩きされ、明らかな良化が見られたので期待していたのだが12着。道中ハミを噛んだ影響があったにせよ、勝負どころの反応はいただけなかった。やはり、背と腹回りが平行なタイプで、ある程度先行できないと厳しい。今回も身体は引き締まっているし、毛艶も良く体調は文句ない。ただ、今回はG1の一線級とぶつかるのがどう出るか。展開が向かなかったとはいえ、前走の内容を見ていると強気にはなれないが…。