メジャーエンブレム

(牝3、美浦・田村厩舎)

ダイワメジャー
キャッチータイトル
母父オペラハウス
通算成績6戦4勝
重賞勝利 15年阪神JF(G1)
16年クイーンC(G3)
連対時平均馬体重493kg (最高:498kg) (最低:484kg)
前走時馬体重502kg
POINT以前から変わらず牝馬としてはかなり肉付きの良い、がっちりした馬で、馬体だけで言えば牡馬のような雰囲気を持っている。牡馬相手のここでも見劣りは全くしない。胸前の筋肉から先行できるパワーを生んでいる。逆に直飛気味であるので、前回のような馬込みから瞬間的な瞬発力を要求される展開には厳しいだろう。やはり自分でペースを作ってこその馬。持続力はこのメンバーでもNo.1だろう。桜花賞前よりは若干腹回りが太いかな、とは思うのだが、最終追いでハードにやってくるだろうし、逆に軽めなら体調面に不安があると捉えても良いかもしれない。

ロードクエスト

(牡3、美浦・小島茂厩舎)

マツリダゴッホ
マツリダワルツ
母父チーフベアハート
通算成績5戦2勝
重賞勝利 15年新潟2歳ステークス(G3)
連対時平均馬体重448kg (最高:452kg) (最低:444kg)
前走時馬体重452kg
POINTこれは純粋に「良い馬」だな、と思わせる体つき、シルエットをしている。牡馬としてはやや小柄な体であるのだが、決して筋肉量、筋肉の張りで見劣りする感じはなく、むしろ素軽さを感じられる良い体つき。体調としては皐月賞の時に目一杯仕上げて抜群の仕上がりだったので、その時よりはどうしても見劣りはしてしまうかな、といった印象。一言で言うと悪くはないが良くもないと言えるか。このメンバーなら主役級の素質を持っていると思うので、個人的にはやれると思うのだが。

ダンツプリウス

(牡3、栗東・山内厩舎)

ブライアンズタイム
ストロングレダ
母父マンハッタンカフェ
通算成績10戦3勝
重賞勝利 16年ニュージーランドT(G2)
連対時平均馬体重500kg (最高:506kg) (最低:492kg)
前走時馬体重498kg
POINTブライアンズタイム産駒らしくがっちりとした馬体で、腹袋も大きめ。底力がありそうで、どんな舞台でも安定した力を発揮出来そうな雰囲気がある。ただ距離としてはそこまで長くないほうが良さそう。マイルという距離は合っていると思う。立ち蹄ということもあり後々ダートで面白いかもしれない。この時期の3歳馬としては完成されている方では。体調や馬体の仕上がりも問題なく順調にきている様子が見受けられる。本番でも上位を狙える1頭。

トウショウドラフタ

(牡3、美浦・萱野厩舎)

アンライバルド
ウイッチトウショウ
母父ジェイドロバリー
通算成績7戦4勝
重賞勝利 16年ファルコンS(G3)
連対時平均馬体重461kg (最高:470kg) (最低:452kg)
前走時馬体重464kg
POINTすっきりとしたフォルム。全体に幼さを残す馬体ではあるのだが、逆に言えば素軽い体であると言える。短い繋ぎを見ても前走のような道悪は難なくこなせそうだ。個人的にはもう少し筋肉がついたほうが好みなのだが、ここ3戦のレースを見る限り、溜めて溜めて気持ちで弾けるタイプなのだろう。そこまで気にする必要もないかもしれない。馬体減りもなく、もう一追いでしっかり仕上がるのでは。体調自体は悪く無い状態だろう。

レインボーライン

(牡3、栗東・浅見厩舎)

ステイゴールド
レーゲンボーゲン
母父フレンチデピュティ
通算成績9戦3勝
重賞勝利 16年アーリントンC(G3)
連対時平均馬体重444kg (最高:454kg) (最低:434kg)
前走時馬体重432kg
POINT430kg台と牡馬にしては小柄な部類に入る馬だが、全体に均整が取れてバランスの良い形。体つきを見た感じでは2000mくらいまでなら難なくこなせそう。曲飛であるということと、長めの繋ぎ、トモの丸みなどから判断して、やはり瞬発力が生きる舞台でこそこの馬の力がフルに発揮できるのでは。ただ身長に似合わず脚が長めなので、一瞬の反応よりかは長く良い脚を使う展開が向きそうではあるので東京は合っているのでは。あばらもうっすらと浮き、レースに向けての仕上がりに不安はなさそう。体調は良さそうで力は出せるだろう。

ティソーナ

(牡3、美浦・藤沢和厩舎)

ダイワメジャー
ラドラーダ
母父シンボリクリスエス
通算成績6戦3勝
連対時平均馬体重489kg (最高:494kg) (最低:484kg)
前走時馬体重488kg
POINT全体にとても肉付きの良い馬で、頸さしも太くいかにもパワーに秀でたタイプだ。まだ幼さを残す体つきではあるがこのシルエットは成長してもそう変わらないのでは。胴が短いこともあり、距離を詰めて結果が出てきたように、おそらく1600mぐらいまでの馬。成長して筋肉がさらにつけばもっと短距離志向が強まりそう。毛艶良く体調は良さそうで、現状でのこの馬の仕上がりとしてはベストに近いのでは。

ストーミーシー

(牡3、美浦・斎藤誠厩舎)

アドマイヤムーン
リーベストラウム
母父ゼンノエルシド
通算成績6戦1勝
連対時平均馬体重517kg (最高:522kg) (最低:510kg)
前走時馬体重520kg
POINTアドマイヤムーン産駒らしく、腹袋大きめの胴が詰まったタイプ。500kg以上の大型馬なのだが、そうと感じさせない正方形のシルエット。直飛であることから極端な瞬発力勝負よりかはパワーの要る馬場、コースに向くように思える。もともと肉付きの良い体型の馬なのだろう、仕上がりとしては問題ないレベルで、力は発揮できそうだ。

ブレイブスマッシュ

(牡3、美浦・小笠厩舎)

トーセンファントム
トーセンスマッシュ
母父トウカイテイオー
通算成績8戦2勝
重賞勝利 15年サウジアラビアRC(重)
連対時平均馬体重477kg (最高:484kg) (最低:474kg)
前走時馬体重476kg
POINT全体のシルエットとしては綺麗な馬ではなく、言い方は悪いがつぎはぎしたような感がある。見た感じでは体の堅そうなタイプである。腰高なところはあるものの、前駆やトモの筋肉はまずまず良い物を持っている。それと個人的には右前脚の脚向きが良くないのが気になる点。毛艶も正直そこまで推せるほど良くはなく、体調的に前回の反動がありそうな雰囲気。G1で好走するほどの仕上がり、完成度であるかと言われると難しい。