【日本ダービー】ディーマジェスティ、マカヒキら登場!
2016/5/22(日)
ディーマジェスティ
(牡3、美浦・二ノ宮厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | エルメスティアラ |
母父 | ブライアンズタイム |
通算成績 | 5戦3勝 |
重賞勝利 |
16年皐月賞(G1) 16年共同通信杯(G3) |
連対時平均馬体重 | 472kg (最高:476kg) (最低:466kg) |
前走時馬体重 | 476kg |
POINT | 一躍皐月賞馬に輝いた同馬。立派な腹袋を持ち、母父ブライアンズタイムが出た感じだ。前駆、後駆ともに筋肉量は十分すぎるほど付いている。パッと見た感じではパワー型なのか?と思わせるシルエットだが、前走の高速決着にも対応していることから、純粋に心肺能力、スピードの絶対値が備わっているのだろう。他馬が苦しい展開でこそ生きるような底力をブライアンズタイム産駒は持っているため、大舞台に強い。ダービーではもちろん主役だ。仕上がりは前走時を維持している、といった感じ。前走が良かったので、大幅な上積みはないだろうが、それでも高いレベルで維持している。 |
マカヒキ
(牡3、栗東・友道厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ウィキウィキ |
母父 | フレンチデピュティ |
通算成績 | 4戦3勝 |
重賞勝利 |
16年弥生賞(G2) |
連対時平均馬体重 | 499kg (最高:506kg) (最低:496kg) |
前走時馬体重 | 498kg |
POINT | 500kg弱ある馬なのだが、見た目割とコンパクトに収まっている。中身が詰まっている証拠だろう。一見スラっとして見えるが、体全体のバランスが良く、張りもかなり良い。肘付きがくっきりしているので、おそらく心肺機能はかなりのものを持っているはず。そこに柔らかそうな筋肉を持ち合わせているため、切れる末脚を長くつかえるのでは。仕上がりに関して、皐月賞時もかなり良かったのだが、今回はそれを上回っていると言って良いデキ。陣営がここ目標にしっかり仕上げてきたのがわかる。 |
サトノダイヤモンド
(牡3、栗東・池江寿厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | マルペンサ |
母父 | Orpen |
通算成績 | 4戦3勝 |
重賞勝利 |
16年きさらぎ賞(G3) |
連対時平均馬体重 | 500kg (最高:502kg) (最低:498kg) |
前走時馬体重 | 504kg |
POINT | 相変わらずバランスの良い好馬体。皐月賞前よりトモの張りがパンとしてきた。馬の造り自体がゆったりしているし、折り合いも不安のない馬なので距離延長は問題ないだろう。自分の見立てではやはり瞬発力が求められる、東京コースはうってつけの舞台に映る。これで完成したという感じではないが、確実に一戦ごと、馬体に成長が見られる。仕上がりに関しては特にいうことはない。しっかり仕上がっている。皐月賞1、2着馬にどこまで迫れるか。 |
リオンディーズ
(牡3、栗東・角居厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | シーザリオ |
母父 | スペシャルウィーク |
通算成績 | 4戦2勝 |
重賞勝利 |
15年朝日杯FS(G1) |
連対時平均馬体重 | 498kg (最高:500kg) (最低:496kg) |
前走時馬体重 | 500kg |
POINT | パッと見ただけでも筋肉の張りが凄まじい。まさにグッドルッキングホース。皐月賞前ももちろん良かったのだが今回はそこに磨きがかかった印象で、ムダ肉は一切ない。単純な馬の良し悪しで言えばこのメンバーでもトップクラスの評価を与えたい。この時点での完成度も兄のエピファネイアより高い。心肺機能も非常に高いので距離も大丈夫だとは思う。以前から言われているようにこの馬の場合は自分との戦い、といった感じだろう。レースでエキサイトしなければ良いのだが。 |
エアスピネル
(牡3、栗東・笹田厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | エアメサイア |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 5戦2勝 |
重賞勝利 |
15年デイリー杯2歳S(G2) |
連対時平均馬体重 | 482kg (最高:484kg) (最低:480kg) |
前走時馬体重 | 480kg |
POINT | やはり母子なのだろう、母エアメサイアに良く似たシルエット。こちらの方がやや頸さしが太く、胴が気持ち短いかな、という印象。前駆と後駆のバランスが良いので芝の中距離前後であれば展開、コースを問わないタイプに見える。距離に関してはマイラー説もあるが個人的には2000mぐらいが一番良さそうで、2400mはギリギリ持つかな、といったところだ。馬体の張り、毛艶、あばらがうっすら浮いて仕上がりはかなり良さそう。人気は落ちるかもしれないが評価が落ちることは全くない。 |
スマートオーディン
(牡3、栗東・松田国厩舎)
父 | ダノンシャンティ |
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母 | レディアップステージ |
母父 | Alzao |
通算成績 | 6戦4勝 |
重賞勝利 |
16年京都新聞杯(G2) 16年毎日杯(G3) 15年東京スポーツ杯2歳S(G3) |
連対時平均馬体重 | 482kg (最高:488kg) (最低:476kg) |
前走時馬体重 | 482kg |
POINT | いかにも松田国英厩舎の馬、といった感じの筋肉質なタイプ。多少丸みをおびていて太いのでは?と思うかもしれないが、この厩舎のスタイルとして、飼葉をしっかり食べさせてハードに鍛える、といったものなので特に気にしなくて良い。父ダノンシャンティもこういう形の馬だった。意外と胴の長さがあるので、距離は持つように思う。馬体の張りも良いし、今年4走目になるが疲れなどは全く感じられない。ダービーの勝ち方をわかっている師がきっちりと仕上げてきた印象だ。 |
ヴァンキッシュラン
(牡3、栗東・角居厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | リリーオブザヴァレー |
母父 | Galileo |
通算成績 | 7戦3勝 |
重賞勝利 |
16年青葉賞(G2) |
連対時平均馬体重 | 491kg (最高:498kg) (最低:486kg) |
前走時馬体重 | 490kg |
POINT | ディープ産駒の割に腹袋が立派なのは、母父ガリレオという欧州色の強い母系によるものだろう。単なるTRホースでは終わらない底力を秘めている可能性は十分にある。デビュー当初はその欧州血統もあってか、全体に重たい印象があったのだが、レースを重ねるたびにどんどん馬が垢抜けて良くなっている。完成途上ではあるのだが、青葉賞の勝ち方も能力なしではできないもの。皐月賞上位組にも引けはとらない。仕上がりも特に言うことはない。現状の能力をフルに発揮できそうな良い状態でレースを迎えられそうだ。 |
マウントロブソン
(牡3、美浦・堀厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ミスパスカリ |
母父 | Mr. Greeley |
通算成績 | 6戦3勝 |
重賞勝利 |
16年スプリングS(G2) |
連対時平均馬体重 | 470kg (最高:476kg) (最低:466kg) |
前走時馬体重 | 472kg |
POINT | 一見、筋肉量も少なくて、華奢な馬に映るのだが、おじにあたるクロフネの産駒も割とすっきりとしたタイプの馬が多いので、こういう形に出る血統なのだろう。馬体の張り自体は良いものがあるし、レースではスパっと切れる脚というよりは長く持続する脚を使っていることから、心肺機能が良いのではないかと判断できる。その分瞬発力で多少劣ってしまうのも事実。毛艶自体は芦毛も相まって判断しづらいのだが、あばらはうっすらと浮いているし、前述のように馬体の張りも申し分ない。本番でしぶとさが生きる流れになってくれれば一気に台頭しても良い。 |
ロードクエスト
(牡3、美浦・小島茂厩舎)
父 | マツリダゴッホ |
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母 | マツリダワルツ |
母父 | チーフベアハート |
通算成績 | 6戦2勝 |
重賞勝利 |
15年新潟2歳ステークス(G3) |
連対時平均馬体重 | 447kg (最高:452kg) (最低:444kg) |
前走時馬体重 | 446kg |
POINT | マイネルハニーと同じマツリダゴッホ産駒とは思えないほど似ていないが、こちらはパワーよりもスピードに寄った形の馬体。個人の見立てでは、2000mまでなら対応できそうだが、それ以上になると厳しそうな印象がある。瞬発力ならこのメンバーでも1、2を争う。仕上がりに関しては、連戦の疲れもなく、馬体をしっかりキープ。レースを使うごとに筋肉がたくましくなってきていることから、順調に成長していると言って良い。問題点は見当たらない。 |
マイネルハニー
(牡3、美浦・栗田博厩舎)
父 | マツリダゴッホ |
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母 | ブライアンハニー |
母父 | ナリタブライアン |
通算成績 | 7戦2勝 |
連対時平均馬体重 | 464kg (最高:470kg) (最低:460kg) |
前走時馬体重 | 464kg |
POINT | ザ・パワー型といった形のシルエット。マイネル冠の馬はこういったタイプの馬が割と多い。筋肉量があるため、テンに先行するダッシュ力、道悪や坂をこなすパワーはこのメンバーでもNo.1では。ただ、こういった筋肉量が多いタイプは得てして長い距離が得意でないことが多い。筋肉を動かすために乳酸を多く生成してしまうからだ。個人的には2000mまでだと思うのだが。仕上がりは抜群に良い。馬体の張りも文句ない。相手関係がどうかだが調子が良さそうなのは間違いない。 |
アジュールローズ
(牡3、美浦・古賀慎厩舎)
父 | ヴィクトワールピサ |
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母 | ヴィアンローズ |
母父 | Sevres Rose |
通算成績 | 5戦3勝 |
連対時平均馬体重 | 489kg (最高:494kg) (最低:482kg) |
前走時馬体重 | 494kg |
POINT | 全体に緩い感じを受けるのは祖父ネオユニヴァースの産駒に良く見られる傾向で、特に気にすることはなさそう。ダートで勝ち上がったこともあり、蹄をみても芝でもダートでもいけそう。これは父ヴィクトワールピサがそうだった。完成度としてはまだまだ人気どころとは差がありそうだが、この馬の素質自体はいずれ重賞を勝ち負けするくらいのものは持っていると見た。光の角度によって少しわかりづらいが、毛艶も良いし、仕上がりに関して特に問題点は見当たらないか。 |
プロフェット
(牡3、栗東・池江寿厩舎)
父 | ハービンジャー |
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母 | ジュモー |
母父 | タニノギムレット |
通算成績 | 5戦2勝 |
重賞勝利 |
16年京成杯(G3) |
連対時平均馬体重 | 451kg (最高:456kg) (最低:448kg) |
前走時馬体重 | 460kg |
POINT | 頸さしも太く、全体的に肉付きの良いいわゆるパワータイプの馬。ゆえに洋芝の北海道や、力の要る中山で結果を残しているのだろう。腰高でトモが若干甘い感じはするが、一戦ごとに良化は見られる。脚も胴も長く、ゆったりしているので距離は難なくこなせるはず。腹袋もしっかりしていて、底力もありそう。ただ正直、瞬発力の面では劣ってしまう。切れる脚を使えるような造りではない。長く脚を使う消耗戦になれば話は別だが……。仕上がり的には問題無く順調に来ている。 |
レインボーライン
(牡3、栗東・浅見厩舎)
父 | ステイゴールド |
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母 | レーゲンボーゲン |
母父 | フレンチデピュティ |
通算成績 | 10戦3勝 |
重賞勝利 |
16年アーリントンカップ(G3) |
連対時平均馬体重 | 444kg (最高:454kg) (最低:434kg) |
前走時馬体重 | 430kg |
POINT | 牡馬にしては華奢なつくりなので見栄えするタイプではないのだが、全体のバランスは整っている。距離に関しては2000mまでならこなせそうだが今回はちょっと長すぎるかな、といった印象。このメンバー相手では多少見劣りしてしまう感じがあるが……。NHKマイルCを使った時がかなり良い仕上がりだったので、それ以上といった雰囲気ではないのだが、馬体はキープしているし、疲れも表立っては見せていないので、良い意味で平行線といった感じか。 |
プロディガルサン
(牡3、美浦・国枝厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ラヴズオンリーミー |
母父 | Storm Cat |
通算成績 | 4戦2勝 |
連対時平均馬体重 | 490kg (最高:496kg) (最低:486kg) |
前走時馬体重 | 496kg |
POINT | どちらかというと、ディープに似たディープ産駒。体全体のバランスはメンバーの中でも上位。ただ、レースキャリアが浅いこともあるのか、筋肉量などの観点からは、正直物足りなさを感じる。まだ本当に厳しいレースを経験していないし、馬がまだ幼い印象。今回はちょっと厳しい戦いになりそうだが。馬の仕上がりはしっかり仕上がったし、現状の能力は出せそうだが、ちょっと成長を待って見たい。 |
レッドエルディスト
(牡3、栗東・笹田厩舎)
父 | ゼンノロブロイ |
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母 | ショウダウン |
母父 | Darshaan |
通算成績 | 4戦2勝 |
連対時平均馬体重 | 501kg (最高:502kg) (最低:500kg) |
前走時馬体重 | 500kg |
POINT | ロブロイ産駒はメスのほうが走る、というのが通説だが、それは牡馬だと重苦しい産駒が多く、スピードの絶対値が足りないから。ペルーサやタンタアレグリアのように芝のOP以上の活躍馬は総じてすっきりしたタイプなのだが、この馬はまさにそのタイプ。トモの辺り、肩周りを見るとロブロイらしさがあるが、馬体全体のイメージでは素軽さがある。長めの胴と脚で、長丁場向きと判断する。まだまだ成長途上なので一線級との相手関係がどうかだが、将来的には間違いなく重賞をとる器だと見ている。仕上がりに関しては問題なく、力は発揮できる状態だ。 |
アグネスフォルテ
(牡3、栗東・長浜厩舎)
父 | ハービンジャー |
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母 | アグネスリース |
母父 | フレンチデピュティ |
通算成績 | 9戦1勝 |
連対時平均馬体重 | 442kg (最高:446kg) (最低:438kg) |
前走時馬体重 | 438kg |
POINT | 全体にバランスが良く、皮膚も薄めで、個人的には好み。脚はスラっと長めで長丁場向きだろう。ハービンジャー産駒らしく、まだトモの筋肉には緩さが見られ、完成度ではやや見劣りする感じがある。ただ、良く仕上がっているし現状の能力は問題なく発揮できそうだ。ダービーで勝ち負け、は正直厳しいかもしれないが、今後の成長に期待したい1頭。 |
ジョルジュサンク
(牡3、栗東・鮫島厩舎)
父 | ヴィクトワールピサ |
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母 | ハリウッドローズ |
母父 | ラムタラ |
通算成績 | 9戦2勝 |
連対時平均馬体重 | 498kg (最高:508kg) (最低:492kg) |
前走時馬体重 | 508kg |
POINT | ラムタラ、ミルジョージとパワー系の種馬が母系に名を連ねていることから、重たい印象があったのだが、実際は割とバランス良く、重苦しい印象もない。脚が長く、胴長であることを考えても、長距離向き。筋肉の質もどちらかというとなだらかな感じの付き方で、瞬発力というよりは持続力タイプ。脚の長さも相まって先行した時に平均的に良い脚を長く使って結果を残しているものと推測する。仕上がりに関しては皐月賞前より良く見える。しっかり仕上がった。あとは相手関係がどうか。 |
ブラックスピネル
(牡3、栗東・音無厩舎)
父 | タニノギムレット |
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母 | モルガナイト |
母父 | アグネスデジタル |
通算成績 | 7戦2勝 |
連対時平均馬体重 | 499kg (最高:504kg) (最低:494kg) |
前走時馬体重 | 502kg |
POINT | ギムレット?デジタルということもあって、腹袋は立派で、苦しくなってから踏ん張る底力がありそう。胸前や肩まわり、トモ全体の筋肉量も豊富だ。この2点から、ある程度の条件であれば柔軟にこなせそう。胴、脚の長さは平均的で、個人的な見立てでは2000mくらいが良さそうな感じではあるが。毛艶よく仕上がっているし、筋肉の張りとしても今までで一番良いのでは。強いメンバー相手にどこまでやれるかわからないが、状態に関して注文はなさそうだ。 |