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G1がすぐそこに、というくらいの馬だったと思うのですが、なかなかその名誉を獲ることが出来なくて。ですが、まだ頑張れますし、(可能性は)ありますよ。信じて待っていて下さい。


たけむら:ルージュバックをずっと応援しているのですが、G1の舞台で勝つところをぜひ観たいです。その頂きに導くことは出来ますでしょうか?

圭太:はい。何か申し訳ないですね……。あれだけの馬で、G1がすぐそこに、というくらいの馬だったと思うのですが、なかなかその名誉を獲ることが出来なくて。ですが、まだ頑張れますし、(可能性は)ありますよ。信じて待っていて下さい。

-:そういう意見を日頃からメールでも度々いただきます。

圭太:はい、すいません。

-:本当にファンが多いと実感しますね。

圭太:だから、すごく心が痛いですね。

たけむら:次のレースを期待しています。ジョッキーは乗り馬を優勝に導くために最善を尽くす存在であって、僕は主役ではないと思っているのですが、競走馬に対してジョッキーというのはどういう存在であると思われますか?

戸崎圭太

JRA移籍以降、主戦を務めるルージュバックと(写真は2016年のエプソムC)

圭太:う~ん、相棒かな。一緒になって戦うという存在なのかなという感じですかね。

たけむら:関係性で言うと、人間で言えば友達とか仕事仲間という感じですか?

圭太:仕事仲間ですかね。1頭1頭違うので、ずっと毎レース同じ馬でもないですし、一緒かもしれないですが、コンビという感覚かな。難しいなぁ。だから、馬にも相棒と思ってもらえたら嬉しいな、と。空気感で意思疎通も出来るという感じで、一緒に戦う存在ですかね。

たけむら:馬自身も戸崎さんだと分かっているのですかね。

圭太:少なからず分かっているんじゃないかと思いますけどね。

たけむら:分かっていて欲しいですね。

圭太:ですね。だから「今日この騎手嫌だな」みたいに思っているかもしれないですし、少なからずやっぱり感じているものがあると思いますよね。生き物ですから、そういうところも魅力的かなと思いますよね。

-:何回くらい乗ったら認識されるというか、分かるものですか?

圭太:それは分からないですね。向こうがどれだけ分かっているかは分からないですから、難しいですね。ただ、厩務員さんなんかはエサをあげたりするので、やっぱり分かるみたいですよ。馬房の前に来たりすると鳴いてみたりだとか、恋しがったりというのがあるみたいですよ。そうなってくれると嬉しいですよね。

戸崎圭太

たけむら:レース前に聞かれたり、勝利した時に脳内に流れたりする自分のテーマ曲とかというのはありますか?

圭太:いや、特にないですね。一時期はあったのですが、レース前も何かバタバタしているので、聞きたいんだけど聞けない、みたいになっちゃうのが嫌で、止めちゃいました。聞くのは嫌いではないですし、流れるイメージもその時々によって違いますね。ちなみに、クリストフ(ルメール)はけっこう口笛を吹くのですが、この間、返し馬が終わって輪乗りのところで、電気屋さんだったかな?コマーシャルの口笛を吹いていたんですよ。「歌じゃないんか!?」と思って、みんなに突っ込まれていましたよ。「それを今、やる??」みたいな感じだったので。

たけむら:ハハハ(笑)。レース前に歌っている人はいないですか?

圭太:いや、いないですよ。外国の方は鼻歌だったり、やっぱり違うのでしょうね。

-:そこら辺は何かレースに対する余裕というか、そういうのもあるんですかね。

圭太:そういう余裕は感じますね。だから、外国の映像を観ても、ゲートの中の映像が映りますが、みんな余裕ですもんね。ああいう余裕も必要なのだろうなと感じますよ。オレも今度ちょっと鼻歌でも歌ってみますよ。

たけむら:ぜひ、聞こえるようにお願いします。戸崎さん自身が思う自分の一番の売りというのは何ですか?

圭太:いや、これは難しいですね。何だろうなぁ。あんまりないんですよね。

-:人柄は?

戸崎圭太

圭太:人柄というのも……。まあ、イケメン?

たけむら:フフッ。

その他の一同:(沈黙)……。

-:そういう方向性に行っちゃいますか。

圭太:あんまりみんな感じてくれないから、自分から言っておこうかなと思って(笑)。これは競馬じゃないですもんね。

たけむら:出来れば競馬の話で。

圭太:だから、逆に難しいかな。すいません。

僕もファンの方々と直接話す機会はそうないので、貴重な経験でした。皆、熱心に競馬を観ていただいているのだなと。


たけむら:今のJRAのCMはご覧になられたことはありますか?昔からの競馬ファンにとってはあんまり好評でないCMなのですが、昔の競走馬をメインに映したカッコ良いCMの方がおそらく人気です。戸崎さん自身はどういったCMを期待されますか?

圭太:難しいですね。そもそも、あんまり好評じゃないんだね。

たけむら:だと思います。昔からのファンからすれば……。基本的に若者とか女性とかをターゲットにしたCMになっているので。

圭太:知らなかったし、逆に俺が出ているからかなと思って。あんまりテレビを観ていないので、ごめんなさい。昔は鶴瓶さんとかが出ていたやつですね。あれって、レースごとに変わるんですね。

-:売り上げが良いレースを対象にしているイメージですね。今は大阪杯ですね。

圭太:すいません、存じ上げなくて。でも、プロデュースするなら、あんまりそういう観点でみたことがないから、難しいですね。ちょっと申し訳ないですね。

戸崎圭太

たけむら:パドックで顔写真を撮られていることがあると思うのですが、それについてどう思ってらっしゃいますか。それをSNSでアップすることもあるのですが?

圭太:これは、最近常に気を付けていることなのですが、いつも酷い顔だなと思っているんですよ。何でこういう顔をしちゃっているんだろうなっていうのが数多くあって、競馬の雑誌もそうですよ。ああいうのでも何かもっと良い写真はなかったのかとか感じることがあって、日々気を付けています。それは毎週気を付けていますね。

たけむら:撮られるのが嫌とか、そういうのではないですか?

圭太:嫌とかではないのですが、何かもうちょっと良いのを使ってくれたらとは思います。多分良いのがないのだろうな、とも思っていたりもして、だから気を付けようと思っているんですよね。何か変な表情の時が出ていて、写真とかでも目をつぶっちゃう時があるじゃないですか。そこまで酷くないですが、自分の中ではそんなイメージなんですよ。モデルが悪いからしょうがないですけどね。だから、ちょっとでも気を付けようと思っているんですよ。

-:昔よりも表情が柔らかくなった気がするのですが、それはご自覚がありませんか?

圭太:ああ、ないですね。

戸崎圭太

今年のファルコンSでプレゼンターのじゅんいちダビッドソンさんと

-:移籍された頃とかは、やっぱり環境が慣れないのか?

圭太:それはあるかもですね。やっぱりG1だったりすれば緊張もしていますし、今は確かに冷静になっているので、それは表情に出てくるものですからね。

たけむら:今週、中山に行くので、写真を撮るかもしれませんので。

圭太:分かりました。良いところをお願いします(笑)。

たけむら:最後はしょうもない質問なのですが、待ち受け画面は何ですか?

圭太:ハハハ(笑)。子供たちの写真ですね。ディズニーランドに行った時の。

たけむら:馬の写真とかでは。

圭太:では、ないですね。

たけむら:される気持ちもないですか?

圭太:そんなに拘りはないのですが、もともと機械に弱いので、あんまりいじったりしないので、そのままだったりというのも、買ってそのままの画面だったりというのもよくありましたね。

たけむら:ありがとうございます。

戸崎圭太

-:終わってみれば、あっという間の一時間半でしたが、このあとはサインを頂いて、記念撮影ということで、ありがとうございました。

一同:ありがとうございました。

圭太:僕もファンの方々と直接話す機会はそうないので、貴重な経験でした。皆、熱心に競馬を観ていただいているのだなと。

-:また、こうした機会を設けられたらと思いますし、僕が聞かない質問もあり、貴重でした。皆さんも是非、今後も戸崎騎手の応援を。そして、いい写真を撮ってあげてください(笑)。

圭太:よろしくお願いしますよ!

一同:ありがとうございました。

戸崎圭太

~ 参加者の皆さんの感想 ~

ryota:中央のジョッキーというのは敷居が高いというか、話せる機会がないので、こういう機会に色々聞きたいことも聞けました。目の前で戸崎さんを見られたのもすごく感激しました。ありがとうございます。

とも:勝利ジョッキーインタビューで拝見していますし、インタビューに書いてあったのですが「真面目で謙虚」という印象だったのですが、むしろフランクで笑わせてくれるような騎手で、こちらもほんわかして楽しかったです。

まゆきん:以前から競馬場で観ていて、ファンに対して誰にでも優しいので、真面目さがすごく出ているなと思ったのですが、会ってみても受け答えも真面目だし、意外とフランクで話し好きなのだなと。緊張してあまり声が出なかったのですが、ご本人から一杯しゃべってくれたので助かりました。

たけむら:競馬で観る戸崎さんもカッコ良いですが、よりイケメンでした。ありがとうございました。

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