ノルマンディーOC

マツリダゴッホスマートファルコンといったG1馬を輩出した岡田スタッドが母体で、昨年の当POGにも登場いただいたオーナーブリーダー・岡田牧雄氏が中心となって、2011年に設立されたノルマンディーオーナーズクラブ。岡田氏の確かな相馬眼はPOGファンにとって頼もしい限り。今年もその眼力に期待せざるをえない。
 年々、躍進的な活躍を見せるノルマンディーオーナーズクラブだが、今年は総数63頭(7/1現在)が登録をされており、すでに20勝を挙げる快進撃。昨年の新潟2歳Sを圧巻の走りで制したロードクエストと同じマツリダゴッホ産駒を中心に、国内外を問わず、岡田氏がセリで見つけてきた競走馬などがズラリとラインナップ。期待の注目馬をクラブのマーケティングプロデューサーyagi氏に聞いた。

まずは、岡田スタッドの代名詞マツリダゴッホ産駒、2頭を紹介。ディバインコード(牡2、美浦・栗田博、母ツーデイズノーチス)は各POG本でも推奨されているほど大物感が漂う1頭だ。22日ゲート試験に合格しており、センスの高さが光る。「去年のロードクエストだったり、大きいところを狙える馬がマツリダゴッホ産駒は出て来ていますから、この仔にも期待したいですね」と力が入っている様子。現在7月17日(日)の福島・芝1800を目標に乗り込まれている。

ディバインコード

▲ディバインコード(父マツリダゴッホ×母ツーデイズノーチス)


もう1頭は、クリュティエ(牝2、美浦・松山将、母キョウエイハツラツ)。半兄リッカルドは現在準オープンで活躍しており、OP入りは間近。この先、重賞戦線でも活躍が期待される存在で、兄に続く活躍が期待される。「最近一気に体付きが良くなってきたんですよ。成長力もあるし、父譲りですね。精神的にも大人になってくれれば、かなり期待が出来る1頭だと思いますよ」。マツリダゴッホ産駒の傾向に沿って、マイルあたりでの活躍に期待だ。

クリュティエ

▲クリュティエ(父マツリダゴッホ×母キョウエイハツラツ)


そして、秋華賞2着馬で今年の東京新聞杯、阪神牝馬Sを制したスマートレイアーの半弟プラチナムバレット(牡2、栗東・河内、母スノースタイル)は姉の活躍から自ずと力が入るところ。「父がマンハッタンカフェに変わりましたからね。距離は持ちそうなイメージです。デビューはじっくり構えてという事になりそうですが、体は逞しくなってきました」と経過を話してくれた。

プラチナムバレット

▲プラチナムバレット(父マンハッタンカフェ×母スノースタイル)


続いては、オルファリオン(牡2、美浦・国枝、父Midnight Lute×母Trophy Bride)は外国産馬の期待株。父はファピアノ系に属する米二冠馬リアルクワイエットの代表産駒。「海外のセリで購入してきたのですが、最初の頃と比べるとずいぶん良くなっています。併せ馬をしてもグングン追い越してしまって、今では併せる馬がいないぐらいです。勝負根性も強く、もうすぐ入厩出来ると思いますよ」国枝厩舎とノルマンディーOCと言えば、準OP入り間近のアペルトゥーラが現在も活躍中。新たな名タッグとなるか注目だ。

オルファリオン

▲オルファリオン(父Midnight Lute×母Trophy Bride)


「個人的にもオススメしたい」と話してくれたのがテイルインジエアー(牡2、栗東・宮、父ジャングルポケット×母エアミジェーン)だ。「なかなか冬毛が抜けませんでしたが、暖かくなるにつれて状態も良くなりました。デビューは年明けになりそうですが、血統的にも楽しみです」と氏の声も弾む。牧場に来たジョッキーは柔らかい走りでフットワークがイイと太鼓判を押すほど。ジャングルポケットとサンデーサイレンスと言えば、天皇賞馬ジャガーメイルが思い浮かぶところ。長距離戦線での活躍に期待が持てそうだ。

テイルインジエアー

▲テイルインジエアー(父ジャングルポケット×母エアミジェーン)


G1ウイナーの半弟も忘れてはならない。アナザートゥルース(牡2、美浦・高木登、父アイルハヴアナザー×母キョウエイトルース)は東京大賞典を制したサウンドトゥルーを兄に持つ。父は期待の新種牡馬アイルハヴアナザーで、産駒はしっかりとした筋肉が特徴的。ダートで活躍している兄よりも芝の適性がありそうで、父の代表産駒になりうるか、期待がかかる。

アナザートゥルース

▲アナザートゥルース(父アイルハヴアナザー×母キョウエイトルース)


スマートファルコンを生産した岡田スタッドから、同産駒もデビューを控える。シュエットヌーベル(牝2、美浦・伊藤圭、母クイックメール)はクラブお馴染みの母を持つ。「すでに小野町の方で乗り込んでいて、デビューは早い方だと思いますよ。すごく従順な性格で、動きにも推進力があります。新種牡馬の産駒としても期待しています」。

シュエットヌーベル

▲シュエットヌーベル(父スマートファルコン×母クイックメール)


最後に岡田氏がセリで一目惚れしたのがブラックジェイド(牡2、栗東・昆、父スペシャルウイーク×母クイーンナイサー)だ。奇しくも、昆調教師も本馬に一目惚れして競り合った経緯があり、預託する運びとなったとのこと。既に小野町で乗り込みを開始。「パワーも体力も備わってきて、素質はケタ違いの可能性を感じています。今までの育成馬の中でもここまでのスケールの馬はそういないと思いますし、ゆくゆくは看板馬としての期待が高い1頭です。」とクラブの隠し玉となりそうだ。


ブラックジェイド

▲ブラックジェイド(父スペシャルウイーク×母クイーンナイサー)


他のクラブと比べても異例だが、現在、今年デビュー馬の第5次募集がスタート。デビューは秋口からになりそうだが、先日行なわれたトレーニングセール出身の馬や、キタサンブラックを代表とするブラックタイド産駒などがラインナップ。破竹の勢いで戦果を挙げ続けているノルマンディーオーナーズクラブの2歳勢に注目だ。