土曜阪神5Rは少頭数で難解な一戦に!

実行委員長Y(以下Y):それにしても土曜阪神5Rは少頭数だね。

ライター野中(以下野):ダノンロマンがデビューすることも影響しているのかも知れませんね。ノーザンF系は2頭出ていますが、超A級という感じはしないですし。

Y:ただ、藤原英厩舎も新馬戦で確実に勝てる感じもしないよね。

野:元々、最初から仕上げる厩舎ではありません。ダブルバインドはあそこまで負けるのかというショックもありましたが……。

Y:ダノンロマンはどうなの?

野:それが……。ベストアプローチには遅れ気味だったし、舌を出していたようだし、手綱を取る予定だった浜中騎手はいなくなるしという状況で、プラス材料を探すのは難しいとは思います。仕上がりは悪くないはずですが。

Y:急に不安になってきたよ。

野:ただ、他がいいかといわれるとこれまた微妙ですよ。動きが目立つのはベルクロノスで、中間、調教名人と評判の高い西谷騎手や今回のレースで騎乗する福永騎手が手綱を取るなど陣営の期待度は高いでしょうね。

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ダノンロマンはセレクトセールにて9800万円で落札も、調教は今ひとつ?

Y:ノーザンF系はどうかな?

野:注目はエアブライスでしょうね。エアのラッキーFといえば、旧伊藤雄二厩舎がメインでした。解散後、伊藤元調教師の娘婿である笹田厩舎に多く馬を預託。関東では義弟にあたる伊藤正徳厩舎という時代もあったほど。

Y:エアシェイディとかいたよね。

野:ところが、伊藤正厩舎からは撤退。笹田厩舎にはエアスピネルこそいますが、全弟のエアウィンザーは角居厩舎というのは前にも紹介した通りです。今年の2歳世代で笹田厩舎で馬名登録した馬はいません。

Y:へー。それは意外。

野:この辺りは生産者サイドの意向もあるのかという気はしますよ。ひと昔前は社台グループといっても、社台F中心でしたが、最近はノーザンFの馬も購入するようになりました。今回、出走するエアブライスはノーザンFの生産馬。

Y:なるほど、セレクトセールで1620万円とそれほど高くない馬だけど、池添学厩舎というところにヒントがあるということかな。

野:鋭いですね(笑)。池添学厩舎は昨年の21勝こそ下回りそうですが、それでも今年も16勝とまずまず。現2歳世代は早くも5勝し、4頭がノーザンFの生産馬です。先日の黄菊賞でコロナシオンは敗れてしまいましたが、ノーザンFも力を入れている厩舎。

Y:関東ではノーザンFが力を入れている木村厩舎が大躍進だもんね。

野:ノーザンFがちょっと力を入れればリーディング上位が狙えるという典型例かも知れません。大物かどうかはともかく、それなりに走る手応えがノーザンFサイドにあると読みました。

Y:裏読みだけどいい筋いっているかも。

野:ただ、動きが重いようにも見えるので、初戦からはという感じです。もう1頭のフォースラインは父がワークフォースというだけで興味がわかないというか……。

Y:「……」が出たから次のレースを検証しよう。

久々にレースでまたがる武幸四郎騎手騎乗のミラアイトーンに注目!

野:葉牡丹賞は色々と裏読みできそうです(笑)。

Y:藤沢和厩舎のレイデオロが人気を集めそうだけど。

野:矢作厩舎に少し離されているとはいえ、全国リーディングを狙える位置にいるだけに当然チャンスはあると思います。ただ、私はノーザンF系ならミラアイトーンに注目しています。

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東京芝2000mの新馬戦で鮮やかな勝ち方を見せたレイデオロ

Y:ロンロ産駒で夏の小倉で勝利した馬だね?

野:その頃から秋はノーザンF生産馬が新馬で詰まっているからという話で、実際にそうなっている印象です。馬の背景も注目ですが、鞍上にも注目しないといけないでしょう。

Y:武幸四郎騎手だね。

野:11月は調教師試験の準備もあったのか騎乗せず。お手馬のトーセンビクトリーにすら騎乗しませんでした。今週はこの馬と小島太厩舎の馬のみに騎乗。

Y:たしかに。

野:まだ結果は分かりませんが、「受かるんじゃないの~」という周囲の雰囲気や期待はありそうだとか。となると、幸四郎騎手が逃げると競り掛けにくくないですか。

Y:確かに。ただ、はっきりと決まった訳じゃないでしょ。

野:もちろん。1カ月休んで乗るのであれば、それなりに有力馬に乗せてやろうと馬主さんも厩舎も思っていると思いますよ。ましてミラアイトーンは1番枠を引きましたし。

Y:最近、前残りのレースも多いしね。裏読みしすぎだと思うけど(苦笑)。

野:まぁ、レイデオロ以外は分からないと思うので、馬券的な意味を込めて応援します。

Y:日曜阪神9Rシクラメン賞にはサトノアーサーが出走を予定しているけど。

野:先週の時点で水準以上の時計も出ていますし、上位騎手がいない中、引き続き川田騎手が手綱を取るのは期待度の高さを証明しています。また、未勝利馬も出走しているレースで楽に勝って欲しいところでしょうね。

Y:サトノダイヤモンドがG1を勝ったし、来春も里見オーナーの馬から目が離せないね。

野:アンセムもいい馬だと思いますが、サトノアーサーは最終追い切りでウッドコースを外目から楽に先着。動きも相当良さそうです。ここを勝てば当然、来春のクラシックも見えてきますね。

Y:来週からは2週続けて2歳G1があるし気合い入れて頑張ってよ!

野:ホープフルSを入れれば3週連続POG的には見逃せないレースが続きます。

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ミラアイトーンは夏の小倉で武幸四郎騎手が騎乗して新馬勝ち