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騎手コラム

ドゥラメンテ

(牡3、美浦・堀厩舎)

キングカメハメハ
アドマイヤグルーヴ
母父サンデーサイレンス
通算成績5戦3勝
重賞勝利 15年皐月賞(G1)

お尻の張りは皐月賞以上

皐月賞前よりお尻に張りが出て、順調に仕上がりつつある。写真では締りが不足して、ゆるく見えるかもしれないが、レース前に体重が落ちる傾向がある馬なので、これくらいの余裕があっても、ダービー当日には皐月賞と同じくらいの馬体重になると思う。
ズバ抜けた能力を証明した皐月賞を見ると、世代の頂点にもっとも近い馬だと思う。この馬に関して何も言うことはない。

リアルスティール

(牡3、栗東・矢作厩舎)

ディープインパクト
ラヴズオンリーミー
母父Storm Cat
通算成績4戦2勝
重賞勝利 15年共同通信杯(G3)

伸びの秘訣は前脚の可動域

ディープインパクト産駒にしては筋肉量の多いタイプで、見栄えのする好馬体だ。皐月賞の馬体が良かっただけに、あれ以上を望むのは正直、秋以降になりそうだ。距離に関しては、肩のラインも寝ていて、肩甲骨の可動域も広いので不安はない。この前脚の可動域の広さが、この馬の伸びにつながっている。
目一杯体を伸ばすにはタメが必要で、スローな流れで力を出せるタイプの馬体だ と思う。

サトノクラウン

(牡3、美浦・堀厩舎)

Marju
ジョコンダ2
母父Rossini
通算成績4戦3勝
重賞勝利 15年弥生賞(G2)
14年東スポ杯2歳S(G3)

パドックで落ち着きをチェック

皐月賞前の立ち写真を見る限り、当日の馬体減-8キロは想定外だった。弥生賞と同じくらいで出走できそうな馬体に見えたのに、減っていたのは疲れもあったのかもしれない。その影響かパドックでも落ち着きを欠く仕草があった。
写真の通り、見た目には何も不安はなく、いい状態をキープ出来ているので、精神的な落ち着きさえあれば巻き返しも可能だと思う。やや重さのある馬体で、時計の速い決着よりスタミナが求められる馬場になった方が良いと思う。

キタサンブラック

(牡3、栗東・清水久厩舎)

ブラックタイド
シュガーハート
母父サクラバクシンオー
通算成績4戦3勝
重賞勝利 15年スプリングS(G2)

良馬場なら善戦以上も

いつも左後肢を流して立つので、写真ではお尻の形がわかりにくくなっている。3着だった皐月賞と比べても今回の方が良く見えるほど充実した馬体だ。2400mに関しては未知の領域なので、強くは推せない面もあるが、1月末のデビューから皐月賞、ダービーに出走できる点は、能力以外の何物でもないと思う。
使っても馬体が萎まないのも、この馬のタフさを物語っている。良馬場なら皐月賞同様、善戦以上もありえそうだ。

サトノラーゼン

(牡3、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
トゥーピー
母父Intikhab
通算成績9戦3勝
重賞勝利 15年京都新聞杯(G2)

とにかく綺麗な好馬体!

とにかく綺麗!その一言に尽きる。競走馬としての上質さがあって惚れ惚れする馬体。これだけの状態を維持できていれば疲れを心配するより、大駆けに期待したくなる。軽さに特化した馬体構成なので良馬場が大前提だ。
少し過敏な性格で輸送の心配はありそうだが、距離の不安はなさそう。この馬体をキープして出走できればハマるかもしれないほどよく見える。

レーヴミストラル

(牡3、栗東・松田博厩舎)

キングカメハメハ
レーヴドスカー
母父Highest Honor
通算成績5戦3勝
重賞勝利 15年青葉賞(G2)

高速馬場が合いそうな馬体

青葉賞の後とは思えない丸味を維持した馬体。キンカメ産駒らしい体に、スッキリした脚で時計の出る馬場に合いそうな馬。ダービーの時期は雨で馬場が悪化することもあるので、稍重より悪くなるのは蹄の薄さから良くはなさそう。
距離経験を活かして皐月賞組と、どう戦うか楽しみな1頭。写真ではレースより10キロ以上増えていそうで、輸送しても青葉賞と同じくらいの馬体重で出走できそうだ。仕上がりに関して何の不安もなく大一番に向かえるだろう。

ポルトドートウィユ

(牡3、栗東・高野厩舎)

ディープインパクト
ポルトフィーノ
母父クロフネ
通算成績7戦2勝

ディープよりクロフネが出た馬体

早いデビューから1年弱たって男馬らしい逞しさが出てきた。馬格もそこそこあって蹄もディープの薄さはない。どちらかと言うと(母父の)クロフネの特徴が出ている馬体だと思う。
クラリティスカイ同様、こういう蹄は馬場が悪化して良さそうに見えても、実は良馬場が合うというクロフネの血を受け継いでいる気がする。

ミュゼエイリアン

(牡3、美浦・黒岩厩舎)

スクリーンヒーロー
エールスタンス
母父エルコンドルパサー
通算成績7戦2勝
重賞勝利 15年毎日杯(G3)

見せ場以上も警戒

馬体が萎んで見えた皐月賞から回復した様子がうかがえる。アバラが浮いて細く写っていた馬体に余裕が出てきた。短期間で立て直すには牧場や厩舎の連携も必要だし、馬自身の精神力の強さも不可欠だと思う。
皐月賞の着順も7着と大敗していないことを考えると、今回の馬体なら見せ場以上もありそうな感じだ。一本調子の先行馬の体ではなく、長くいい脚を使える体型。2400mにも対応できそうなタイプで警戒したい1頭だ。

コメート

(牡3、美浦・土田厩舎)

ブラックタイド
ジューンブライド
母父アフリート
通算成績7戦2勝

仕上がりの良さで上位を目指す

同じブラックタイド産駒のキタサンブラックより大きな蹄で手先に重さを感じる。晴れた洋芝が合うパワータイプなのかもしれない。蹄が大きく雨が降ると滑りそうなので、時計の掛かる荒れた馬場が理想。
毛艶はピカピカで健康的な馬体を保っている。強力なメンバーだが、仕上がりの良さを活かして上位を目指してほしい。

タンタアレグリア

(牡3、美浦・国枝厩舎)

ゼンノロブロイ
タンタスエルテ
母父Stuka
通算成績7戦2勝

疲れなく変わり身に期待

馬体重の増減があるタイプだが、青葉賞の疲れは感じられない。もう少し毛艶も良くなりそうだが、この1週で変わってきそうだ。蹄が薄く、良馬場が合うタイプだと思う。
これまで速い時計の経験がないところは心配だが、馬体には重さもなく対応できる可能性はありそうだ。

ミュゼスルタン

(牡3、美浦・大江原厩舎)

キングカメハメハ
アスクデピュティ
母父フレンチデピュティ
通算成績4戦2勝
重賞勝利 14年新潟2歳S(G3)

距離が延びても対応可能

NHKマイルCを使って締りが出てきた。毛艶もよく健康状態も不安のない馬体。マイルがベストという体には見えないので、2400mでも注意したい馬だ。いい意味で軽い骨格を持っていて、時計の速い馬場で良さが出るタイプ。
蹄の形が均等ではないので、馬場が渋ったらバランスを崩しそうな点が気になるところ。NHKマイルCからの上積みで、どこまでやれるか興味深い。上昇度ならこの馬か。