【秋華賞】ジェンティルドンナ「世界に行かないといけない馬」

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京都11R秋華賞(GI)で、14番ジェンティルドンナ(岩田康誠騎手)が1着となり、本年の3歳牝馬GIレースの桜花賞(GI)・オークス(GI)・秋華賞(GI)を全て勝利する3歳牝馬三冠を達成した。
これは1986年のメジロラモーヌ、2003年のスティルインラブ、2010年アパパネに続くJRA史上4頭目の快挙となる。以下はJRAより発表された関係者のコメント。

【馬主・(有)サンデーレーシング代表(吉田俊介氏)のコメント】
「石坂調教師、岩田騎手がすごく自信を持っていましたので安心していましたが、レース内容にはヒヤっとしました。14番が着順掲示板の1着のところに出て本当に良かったです。今はホッとしているとともに、ジェンティルドンナは大好きな馬なので、三冠を取れて本当に良かったと思います。応援ありがとうございました。この馬は、これからもどんどん強くなっていく馬だと思いますのでこれからも応援お願いします」

【管理調教師・石坂正調教師のコメント】
「勝てると思っていた馬なので、このレースはどうしても勝ちたいレースでした。最後は内から馬が来ましたが、勝って欲しい、そんな気持ちでした。やはりGIに勝利することは難しいですが、勝ててよかったです。ジェンティルドンナは三冠にふさわしい馬だと思っていました。状態も良かったですし馬体重も気になりませんでした。勝てると思ってこのレースに送りこみました。一冠を取るのも難しいのを桜花賞、オークスと勝ちましたので、絶対このレースも勝たないといけないと思っていました。この馬は世界に行かないといけない馬だと思います。ジェンティルドンナの三冠を期待していただいた多くの関係者、ファンの皆様に感謝しています」

【岩田康誠騎手のコメント】
「三冠を達成できてホッとしています。敵は『京都2,000m内回り』だけでした。レースは、馬の潜在能力で勝たせてもらったレースでした。昨日から感じていた三冠の重圧も楽しめましたし、負けられない一戦を勝利できて、自信がついたと思います。馬自身の格も上がりました。次走以降は、古馬や牡馬との対戦になると思いますが、この馬なら通用すると思います。この馬の能力を引き出せるような技術を身につけて、自信と余裕を持って一緒に次のステップに行きたいです」