研究員タカギ「週末注目の新馬情報」

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芝の新馬戦は今週を入れてあと3鞍。デビューしていない芝向きの若駒がこぞって登録をしてくるおかげで除外ラッシュとなっています。今週も阪神1600mで20頭の抽選漏れ、中山1800mで21頭の抽選漏れが出ました。なかなか出走まで漕ぎ着けず、仕上げに苦労している陣営も多いようです。パドックでの体調チェックは欠かせませんね。


3/10 1回阪神5日目5R 3歳新馬(ダ1800m)
ブルールミエール・四位洋文騎手【牡3 栗東・松田国厩舎 】

父フレンチデピュティ、母ブルーアヴェニュー(Classic Go Go)

この血統にピンと来るでしょうか。今や種牡馬で大活躍しているクロフネの全弟になります。毛色は芦毛ではなく鹿毛となっているので見た目までそっくりと言うわけにいきませんが、ただ馬体の迫力という点では偉大な兄に近いものがあります。550kg前後という雄大な馬格をしており、松田国師も「凄いパワーがある」と絶賛。最終追い切りでは、坂路で4F55.9-12.9をマークしました。「遅めの入厩になったが、調教はきっちり積んでいる」と、万全の態勢でデビューを迎えます。鞍上は四位騎手。


3/11 2回中山6日目6R 3歳新馬(芝1800m)
マチカネアマテラス・横山典弘騎手【牝3 美浦・藤沢和厩舎 】

父グラスワンダー、母マチカネササメユキ(Woodman)

名門藤沢厩舎から素質馬がデビュー。1000万下で活躍中のマチカネゲンジの弟になります。「今週使う馬で最も期待できる1頭。動きが本当に良くなっている。これは勝ち負けになっていい。」と豪語させる逸材で楽しみな1頭。じっくり乗り込んで仕上がりの良さが目立ち、先週の追い切りも動きが際立っていました。430kg前後と小柄の馬体ですが、キレは抜群!どんな走りをみせるか注目です。