【兵庫ジュニアGP】ニシケンモノノフが中央移籍後連勝で重賞制覇!

トピックス

13年11月28日(木)、園田競馬場で行われた交流重賞・第15回 兵庫ジュニアグランプリ(G2)(2歳 定量 1着賞金:2200万円 ダート1400m)は、福永祐一騎手騎乗の2番人気・ニシケンモノノフ(牡2、栗東・領家厩舎)が、3番手の外目から差し切り勝ち。勝ちタイムは1:28.0(稍重)。

2着には半馬身差で5番人気・マキャヴィティ(牡2、美浦・萩原厩舎)、3着には3番人気・リーダーズボード(牡2、愛知・川西毅厩舎)が続いている。
1番人気に支持されたスザク(牡2、栗東・白井厩舎)は6着に敗れた。

シゲルカガがダッシュよく先手を主張する。2番手に名古屋のリーダーズボードがついて行き、スザクが3番手、ニシケンモノノフは4番手の外目に位置づける。3コーナー付近でスザクの手応えが怪しくなり、後退していく。代わりにニシケンモノノフが外から3番手に浮上して、直線を向く。内でせめぎ合う前2頭を尻目に、外から楽な手応えでニシケンモノノフが交わす。更にその外から、離れた6番手にいたマキャヴィティが追い込むも、これをおさえてニシケンモノノフが勝利をおさめた。

勝ったニシケンモノノフは門別で3勝を上げた後、中央へ。移籍初戦の500万下では4馬身差の圧勝劇で、その能力の高さを見せつける。今回が中央移籍後2戦目だったが、見事に交流重賞のタイトルを手にしてみせた。
馬主は西森鶴氏、生産者は新冠町の八木常郎氏。馬名の意味由来は「冠名+武士」。
なお当馬は2011年3月11日、東日本大震災当日に生を受けた馬の1頭。

【福永祐一騎手のコメント】
「今回は繰り上がりで出走できたのも幸運でしたし、期待でいっぱいでした。ハナに立つ競馬もできましたが、次の全日本2歳優駿が1600mになるので、距離をもたせるために、出来れば外目の3番手くらいで折り合いをつけて最後を伸ばしたいなと思っていました。
もう少し砂を被せる経験などもさせたかったのですが、スピードがあってあまり下げられませんでした。領家先生が来春で定年退職されるので、最後G1レースをこの馬で勝ちたいという思いもあり、勝つことも非常に重要なテーマでしたが、次に向けていかにいい内容で勝てるかをあの馬に求めていたので、よくそれに応えて頑張ってくれたと思います」

ニシケンモノノフ
(牡2、栗東・領家厩舎)
父:メイショウボーラー
母:グリーンヒルコマチ
母父:アフリート
通算成績:7戦5勝(うち中央2戦1勝)





※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。