アフォード鮮やか直線一気の差し切りV…春雷S

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14年4月13日(日)、3回中山6日目11Rで春雷ステークス(芝1200m)が行なわれ、中舘 英二騎手騎乗の2番人気・アフォード(牡6、栗東・北出厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:07.9(良)。

2着にはアタマ差で6番人気・スギノエンデバー(牡6、栗東・浅見厩舎)、3着には1番人気・プレイズエターナル(牡4、栗東・安田隆厩舎)が続いて入線した。

ツインクルスターが好スタートを切ってハナに。その後にハノハノ、メモリアルイヤー、プレイズエターナルが続く。アフォードは中団後ろで脚を温存。4コーナーを回って、逃げるツインクルスターをめがけて各馬が追い出す。直線でツインクルスターが逃げこみを図るも、内からプレイズエターナル、中からスギノエンデバー、外からアフォードが猛追し捕まえにかかる。3頭横並びの中で、道中脚をためていたアフォードの脚色が勝った。

勝ったアフォードは、ラピスラズリS勝利時と同じ舞台で行われた、前走オーシャンSでは最速の上がりを駆使し追い込むも5着、初重賞制覇にあと一歩届かなかった。今回の勝利を弾みにして、芝短距離戦線での今後の活躍に注目だ。

馬主は前田 幸治氏、生産者は新冠のノースヒルズマネジメント。馬名の意味由来は「供給する、もたらす。勝利をもたらしてくれますように」

1着 アフォード(中舘騎手)
「これまでもいろいろ考えて乗ってきたが、好位で競馬をしたらハミを噛むから、出たなりで馬任せに走らせた。終いが切れるのはわかっていたからね。中山も向く。坂の昇りでぐっと伸び、差し切れると思ったよ。それにしても、いい脚だった。この馬のパターンが見えてきた」

2着 スギノエンデバー(後藤騎手)
「レースとしては完璧だったよ。ノリさんの馬(プレイズエターナル)が相手と見て、いいタイミングで追い出せた。でも、離れた外から交わされてしまったね。きょうは58キロを背負っていたし、やっぱり力がある」

3着 プレイズエターナル(横山典騎手)
「いい位置で流れに乗れたし、追い出しを待つ余裕もあった。気難しさも見せなかったよ。でも、結果が出なくて残念。ちょっと馬が硬くなっているようにも思えたし、もう少しためるべきだったのかなぁ」

4着 ハノハノ(内田博騎手)
「よくがんばっているよ。馬が良くなってきた。この調子なら、もっとやれると思う」

5着 ワキノブレイブ(吉田豊騎手)
「外枠だったからね。道中の追走は楽でなかった。展開ひとつで勝ち負けになる」

6着 サイレントソニック(北村宏騎手)
「本気を出してくれれば、勝ち負けだったと思う。折り合いは付いたけど、押すと突っ張る感じだった」

7着 ツインクルスター(江田照騎手)
「いつになく元気があり、走る気満々。すんなり先手を奪えたよ。もう少しリラックスできたら、もっと粘れたね」

8着 ニンジャ(鮫島騎手)
「終いを生かす競馬をするつもりでしたが、思ったより前目の位置取りになりました。この馬らしい伸びではなかったですね。休み明けでしたし、使って変わると思いますよ」

9着 ヘニーハウンド(石橋脩騎手)
「調子は良かったと思います。外枠なので、ためようと思いました。道中の感じも上々。ただ、直線で物見をして、ジャンプしました。それでスピードが鈍ってしまって」

12着 レオンビスティー(松岡騎手)
「内枠ならば、結果は違ったのに。うまく噛み合わなかったよ」

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アフォード
(牡6、栗東・北出厩舎)
父:サクラバクシンオー
母:プリティメイズ
母父:ゼネラリスト
通算成績:26戦7勝






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