シゲルケンカヤマが抜け出し大波乱を演出…東京新馬

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14年6月8日(日)、3回東京2日目5Rでサラ系2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、丸田 恭介騎手騎乗の15番人気・シゲルケンカヤマ(牡2、美浦・和田雄厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:41.0(不)。

2着には2馬身半差で13番人気・シーレッド(牡2、美浦・田村厩舎)、3着には2番人気・ウインエスパシオ(牡2、美浦・畠山吉厩舎)が続いて入線した。
なお、1番人気に支持されたトーセンペンタゴン(牡2、美浦・菅原厩舎)は16着に敗れた。

ピックアンドポップがハナに立ち、アラホウジョウがその外を追走。さらにナイトウォッチ、シーレッドなどが続く。緩やかな流れから馬群が固まったまま直線を向くと横一線となっての追い比べ。内からマイネルヘルック、シーレッド、シゲルケンカヤマの3頭が抜け出しを図る中、シゲルケンカヤマが力強い伸び脚で一気に後続を突き放して快勝。1着が15番人気、2着が13番人気という決着で、3連単の払戻は336万5710円という大波乱のレースとなった。

勝ったシゲルケンカヤマは伯母にフラワーCを制したタイムフェアレディ、近親に目黒記念など重賞2勝のゴーイングスズカがいる血統。
馬主は森中 蕃氏、生産者は浦河の馬道 繁樹氏。馬名の意味由来は「冠名+祭名「ケンカヤマ曳山祭(富山)」より」。

1着 シゲルケンカヤマ(丸田騎手)
「走りますよ。こんな馬場がどうかと思っていたのですが、荒れたところでも反応が良かった。最後までしっかり走ってくれましたね。良馬場でも楽しみがふくらむ内容でした」

2着 シーレッド(北村宏騎手)
「初戦からいいリズムで走れた。センスがいい。重馬場も上手だよ」

3着 ウインエスパシオ(松岡騎手)
「スタートは練習より速かった。上手に走れたよ。このままテンションが上がらず、順調に成長してくれれば」

7着 ベンガル(浜中騎手)
「馬場が悪く、かわいそう。力を出し切れませんでしたね。初めてのレースですし、戸惑っていました」

【このレースの全着順・払戻金はこちら】

シゲルケンカヤマ
(牡2、美浦・和田雄厩舎)
父:ストーミングホーム
母:シゲルキリガミネ
母父:グランデラ





写真=武田明彦

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