マイネルシュバリエが押し切る バトルプラン産駒初勝利…福島新馬

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14年7月27日(日)、2回福島8日目5Rでサラ系2歳新馬(芝1800m)が行なわれ、柴田 大知騎手騎乗の1番人気・マイネルシュバリエ(牡2、美浦・和田道厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:52.4(良)。

2着には1馬身1/4差で3番人気・ピュアノアール(牝2、美浦・武藤厩舎)、3着には6番人気・デバイスドライバー(牡2、美浦・宗像厩舎)が続いて入線した。

デバイスドライバーのダッシュがひと息。クリアスカイ、マイネルシュバリエが揃って先行し、ピュアノアールは好位、アサクサリーダーは中団から、ホーチャムは後方2番手を待機。3角からは各馬が進出を開始し、外から抜け出てきたのはピュアノアールとアサクサリーダー。
しかし、ハナを切ったマイネルシュバリエはロスのないインで脚を溜め、追い出しを遅らせる余裕。一旦は並びかけられたが、最後は突き放した。3着には後方からレースを進めたデバイスドライバーが浮上した。

勝ったマイネルシュバリエは新種牡馬バトルプランの産駒で、これが産駒の初勝利。バトルプラン自身、現在、日本で供用されているエンパイアメーカーの子だが、現役時代はアメリカで6戦4勝。G1勝ちはなかったものの、スティーヴンフォスターHでレース中に故障しながら、2着に好走していた。ミスタープロスペクター系の血統馬である。
母系の血統背景は昨年の札幌2歳ステークス、今年のフラワーCで2着のマイネグレヴィルの弟にあたる。その姉も和田正道厩舎で管理され、昨年の福島芝1800m戦のデビュー戦を飾っていた。

馬主は株式会社 サラブレッドクラブ・ラフィアン、生産者は新冠のビッグレッドファーム。馬名の意味由来は「冠名+騎士(仏)」。

1着 マイネルシュバリエ(柴田大騎手)
「調教で色々教え込んできたことが形になったと思います。本当はハナに行きたくなかったですが、ゲート練習の効果もあって良いスタートを切りましたし、周りも牽制していたので行く形になりました。物見をしながら走っていましたが、追い出してからは沈むようなフットワークで、期待通りの伸びを見せてくれました。控えても脚を使えると思いますし、先が楽しみです」

2着 ピュアノアール(木幡初騎手)
「良い競馬は出来たと思います。相手が馬場の悪い内で、こちらは良いところだったので勝てる、と思いましたが、向こうにもうひと脚使われました。勝ち馬は強いですけど、この馬も力がありますよ」

3着 デバイスドライバー(伊藤騎手)
「ゲートは上手に出られませんでしたが、道中は周りの馬を気にせず上手に走っていました。次は使った上積みもありますし、楽しみです」

4着 アサクサリーダー(吉田豊騎手)
「クセがなく良い感じの走りをする馬ですよ。まだ少し緩いところがありますし、あまり前半からガシガシ出していかないように気を付けました。この枠なので馬場の良いところを選んで走れましたし、最後もよく伸びてくれました」

5着 ライトザライト(石川騎手)
「スタートが良くないと聞いていましたが、ゲートの音にビックリしてタイミング良く出られました。好位で運べましたし、馬群でも落ち着いていました。センスの良い馬ですよ」

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マイネルシュバリエ
(牡2、美浦・和田道厩舎)
父:バトルプラン
母:マイネポリーヌ
母父:スペシャルウィーク





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