【小倉記念】サトノノブレス併走遅れも「相手が動きすぎた」

6日、小倉記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。サトノノブレス(牡4、栗東・池江寿厩舎)は初コンビとなる和田竜二騎手を背に、CWコースでサトノアラジンとの併せ馬。終いは鋭い伸びを見せ、6F83.2-68.1-53.0-38.6-11.8秒を記録。しかし先行した僚馬との差は詰めたものの、捉えるまでは至らなかった。

それでも、「遅れたけど、これは相手が動きすぎだよ。こっちも先週よりも良くなっていましたよ」と和田騎手に悲観の色はナシ。2週連続で追い切りに跨がり、好感触を掴んでいる様子。

昨年春のクラシック戦線には間に合わなかったものの、初のG1挑戦となった菊花賞では2着と健闘。今年初戦の日経新春杯を制し、晴れて重賞ウイナーとなった。昨年に続いて充実の秋を送るべく、今年は小倉記念から再始動を図る。

「切れるようなタイプじゃないから、ケイコでも遅れちゃったのかな。長い距離で前めにつけて強い競馬をしている馬だし、瞬発力勝負にならないように立ち回っていきたいね」とジョッキーはレースの構想を描く。先週、JRA通算900勝を達成し、ますます円熟味を増してきた鞍上の手綱さばきにも注目だ。