【札幌記念】ハープ再び落鉄も松田博師「影響はない」

松田博資調教師

8月24日(日)に行われる札幌記念(G2)に出走予定のハープスター(牝3、栗東・松田博厩舎)を管理する松田博資調教師の一問一答は以下の通り。

(20日、最終追い切り後に札幌競馬場にて)

●再び落鉄も「特に影響はない」と不安を一掃

-:オークスを終えて放牧の後、7月30日に札幌競馬場に入厩。20日ほどが経ちましたが、どのような調教が行われたのでしょうか?

松田博資調教師:今のところ順調に来ていますよ。

-:今日の追い切りについてですが、芝コースで前に馬を置くような形で行われました。いかがでしたか?

松:たまたま昨日雨が降って、下(馬場)が悪くなっていたので、ダートより芝の方がいいかなと思ったので。

-:状態はどのように映りましたか?

松:普通に、至って順調ですよ。

-:初めての札幌コースということで、芝コースに入れたことにメリットもあると思いますが、その点はどうですか?

松:そう思って、先週も入れたんですけどね。洋芝でもありますし。

-:調教中に蹄鉄が外れたという話を聞きましたが、大丈夫そうですか?

松:落鉄はしましたが、特に影響はないですよ。

-:オークスでも落鉄がありましたが、ツメが柔くて外れやすいのでしょうか。

松:ツメが薄いのかもしれないですね。レース中にどうなるかは何とも言えないですが、今日については問題はないと思います。

ハープスター

重馬場の芝コースで6F80.1-64.6-51.0-36.4-11.1秒を記録


ハープスター 落鉄の瞬間

落鉄した瞬間を拡大。左前の蹄鉄が飛んでいる


-:札幌との相性、雰囲気はいかがですか?

松:使ったことがないから分からないです。結果や様子を見たら分かるけど、一度も走っていないのに良いとか悪いとかは言えないですね。

-:秋に大きな目標もありますが、この時期、札幌記念というレースを選んだという点は、この後を見据えると重要なポイントになるのでしょうか?

松:ローテーション的には一番いいから、そういう風に選んでいただいたんだと思います。

-:良いスタートが切れる雰囲気はあるでしょうか?

松:やってみなければわからないです。

●古馬との初対決にも臆さず「劣らず走ってくれる」

-:今回は並み居る古馬勢との対決にもなりますが、その点は?

松:個人的には、能力が劣るとは思わないですよ。できれば良馬場でやってもらいたいですけどね。

-:この後は天気が回復してきそうで、良馬場が期待できそうですね。

松:期待しておきます(笑)。

ハープスター

-:古馬の中には、G1・5勝馬のゴールドシップという存在もあります。

松:それを気にしていたら競馬はできませんからね。相手が強いのは分かっているので、それに挑戦と言いますか、ウチの馬も劣らず走ってくれると思いますよ。

-:ハープスターの場合は、最後のキレ味、末脚を生かす競馬が印象的にですが、札幌の2000m、小回りコースでどのように対応していくのかを、ファンの皆さんも注目していると思います。

松:それは乗り役任せになりますね。だけども、パターンを変えることもできないし、今までのパターンで行きますよ。

-:そこはハープスターらしいスタイルでレースに臨むということですね。改めて、ハープスターにはどのような魅力を感じていらっしゃいますか?

松:やっぱり、最後のキレですよね。

-:それが生かせれば、札幌記念でも。

松:コースがどうのこうのと言われても、こなさない限りはグレードレースは獲れませんからね。

-:先を見据えて、いい走りをしてほしいということは間違いないですね。

松:結果がどうであれ、みんなが「これなら、ハープスターを応援してやりたいなあ」という姿を、少しでも見せてくれたらいいなと思っています。

-:例年以上に注目が集まる札幌記念です。ファンの皆さんに一言いただけますか?

松:ウチの馬もしっかり頑張りますので、応援よろしくお願いします。

ハープスター

今日はファンを迎えての公開追い切り。多くの注目を集めていた。