激戦制し ダッシャーワンが人気に応える…NST賞

8月24日(日)、2回新潟8日目11RでNST賞(ダ1200m)が行なわれ、北村宏司騎手騎乗の1番人気・ダッシャーワン(牡6、栗東・安田厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:10.1(稍重)。

2着には半馬身差で2番人気・アスコットシチー(牡5、栗東・作田厩舎)、3着にはハナ差で3番人気・キズマ(牡5、栗東・白井厩舎)が続いて入線した。

スタートダッシュを利かせてケビンドゥがハナを奪取。負けじと、キズマ、アスコットシチー、ダッシャーワンも続き、スタートから2F付近で馬群は大きく縦長に。
平均ペースでレースは進むと、直線では逃げたケビンドゥをキズマが競り落とす。そこにダッシャーワン、アスコットシチーも追撃。最後は3頭の追い比べとなったが、ダッシャーワンが押し切った。

勝ったダッシャーワンは7戦目にしてオープン特別初勝利。半兄にスプリント重賞3勝のダッシャーゴーゴーがいる血統で、こちらも通算5勝は全てダート1200m戦のもの。6歳にして、その素質を開花させつつある。

馬主は芦田信氏、生産者は日高町の下河辺牧場。馬名の意味由来は「元気のいい人+1番」。

1着 ダッシャーワン(北村宏騎手)
「いいポジションで流れに乗れたのが勝因。コーナーの手応えはひと息だったけど、直線で手前を替えたら、また伸びてくれたよ。力のあるところを見せられたね」

2着 アスコットシチー(江田照騎手)
「前2走の強さはもう本物だね。いい競馬だったよ。ハナに行けなくても最後までしっかりと脚を使っている。収穫があったし、今後も楽しみ」

3着 キズマ(田中勝騎手)
「勝てるかと思ったけど。残念。あと一歩だったね。この馬も止まっていないし、がんばっているよ」

4着 キョウエイアシュラ(柴田大騎手)
「力があります。でも、1200mは少し忙しいですね。1400mがベスト。この馬としてはいい位置へ行けたほうですが、いまの新潟は前が止まりませんから」

5着 シセイオウジ(田辺騎手)
「よく伸びている。年齢を感じさせないよ。枠も前残りになる馬場も向かなかった」

6着 ケビンドゥ(吉田豊騎手)
「ゲートが速かったし、外枠だったからね。ハナを切ることにした。最後は苦しくなったけど、いいスピードがあるし、そのうちチャンスがあるよ」

12着 サウンドリアーナ(西田騎手)
「本来の力を出していません。久々の短距離ダートでしたし、これから調子を取り戻してくると思いますよ」

NST賞の結果・払戻金はコチラ⇒

ダッシャーワン
(牡6、栗東・安田隆厩舎)
父:フレンチデピュティ
母:ネガノ
母父:Miswaki
通算成績:21戦5勝

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。