重賞勝ちの地でインカンテーションが早め抜け出しV…BSN賞

8月30日(土)、2回新潟9日目11RでBSN賞(ダ1800m)が行なわれ、大野拓弥騎手騎乗の2番人気・インカンテーション(牡4、栗東・羽月厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:50.6(良)。

2着には1馬身半差で3番人気・ランウェイワルツ(牡3、栗東・音無厩舎)、3着には3馬身半差で1番人気・ヴォーグトルネード(牡5、栗東・五十嵐厩舎)が続いて入線した。

ジョヴァンニが大きく逃げる展開。タイセイスティングが2番手を追走し、インカンテーションはさらに離れた3番手へ。人気を分けあったヴォーグトルネードは最後方から。各馬が大きく離れて縦長の展開でレースは進む。3コーナーで早くもジョヴァンニが後退。タイセイスティングが一旦先頭に立つも、4コーナーを回るとインカンテーションが抜群の手応えで抜け出して後続を突き放す。そこへ馬群を割ってランウェイワルツも猛追。ヴォーグトルネードも後方から追い上げを見せるが、インカンテーションが押し切って快勝した。

勝ったインカンテーションは同舞台で行われた昨年のレパードS以来の勝利。前走のエルムSでは強力なメンバーが揃う中、3着と好走し、地力の高さを証明。みやこSでハナ差2着となるなど重賞でも勝ち負けを演じており、ここは順当に勝ち星を重ねた。

馬主は有限会社ターフ・スポート、生産者は浦河の谷川牧場。馬名の意味由来は「呪文、呪術。父名より連想」。

1着 インカンテーション(大野騎手)
「強かったですね。速い時計にも上手く対応してくれました。久々を叩いて良くなっているのを感じましたし、2着馬が後ろからきても、来られたらまた伸びそうな感じがありました。今後に向けて賞金加算が出来て良かったです。だいぶ立て直されてきましたし、このまま順調に行ってほしいです」

2着 ランウェイワルツ(内田博騎手)
「自分の競馬は出来たと思います。急かすと良くないので、リズム良く走らせました。52キロも良かったと思いますが、最後はよく詰めています。力を付けてくればやれますよ」

3着 ヴォーグトルネード(福永騎手)
「以前にチークを外したときに全然ハミを取らなくなったことがありましたが、今日も全然ハミを取りませんでした。連勝したときは、途中からハミを取って終いも脚を使っていたんですけどね。馬具を工夫したり、メンコを外したりしても良いかもしれません」

4着 ツクバコガネオー(吉田豊騎手)
「道中良い感じで運べていたので直線で伸びるかと思っていましたが、ジワジワになってしまいました。頭数が少なくても、縦長の展開になったりしましたからね。硬さもなく具合は良かったですし、もうワンパンチですね」

5着 タイムズアロー(戸崎圭騎手)
「前についていったら、最後はダラダラとした脚になってしまいました」

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インカンテーション
(牡4、栗東・羽月厩舎)
父:シニスターミニスター
母:オリジナルスピン
母父:Machiavellian
通算成績:16戦5勝
重賞勝利:
13年レパードS(G3)

インカンテーション

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