【新潟記念】ダコール「動きには満足」堅実駆けに要注目

3日、新潟記念(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。ダコール(牡6、栗東・中竹厩舎)は助手が騎乗し坂路へ。単走でゆったりとした入りから徐々にペースを上げると、4F55.2-38.8-25.3-12.9秒をマークし、ラストまでシッカリとしたフットワークでフィニッシュ。高いレベルで調子をキープしている。

攻め馬の動きは目立つタイプではなく、中竹和也調教師も「追い切りはこんなもんでしょう。動きには満足していますよ」とデキに関しては合格点のジャッジ。

しかし、「あとはいつも言ってるけど天気だよね。良馬場で走らせてやりたい」との願いに加え、「最近は“直線ヨーイドン”の競馬みたいな瞬発力勝負に対応しきれてないところがあるし、(上位争いするには)色々と条件が必要だね」と勝ち切れないもどかしさも口にしている。

2歳秋のデビューから31戦して掲示板を外したのがわずか3回という堅実派で、ゴール前では確実に顔を出してくるコース不問の安定感はメンバー随一。良い意味で指揮官を裏切る激走が期待される。