【愛チャンピオンS】ザグレイギャッツビーが巻き返す オーストラリアは2着

9月13日(土)、アイルランドのレパーズタウン競馬場でアイリッシュチャンピオンS(G1)(3歳上 1着賞金:59万ユーロ 芝2012m)が7頭立で行われ、ライアン・ムーア騎手騎乗の2番人気・ザグレイギャッツビー(牡3、英・K.ライアン厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:03.18(良)。

2着にはオーストラリア(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)、トレーディングレザー(牡4、愛・J.ボルジャー厩舎)が入った。

序盤は馬群が二分する形で、後方2番手にオーストラリア、最後方にザグレイギャッツビーが追走。終盤まではザグレイギャッツビーは離れた後方を追走していたが、直線を向く頃には前を行く馬に取り付く。
直線で各馬がスパートをかける中、先にオーストラリアが抜け出すと、そこにザグレイギャッツビーも追撃。後続を引き離して、2頭の一騎打ちになると、しぶとくザグレイギャッツビーが制した。英・愛ダービーを含む、オーストラリアのG1での連勝は「3」でストップした。

勝ったザグレイギャッツビーは今年のフランスダービー馬。本年は4月から毎月、出走し、これで7戦目となる。前走8月の英インターナショナルSではオーストラリアに2馬身差の2着に屈していたが、リベンジを果たし、2つ目のG1タイトルとなった。
なお、今後は登録の行っていない凱旋門賞に出走する可能性は低く、来年はドバイミーティングからの復帰となる模様。オーストラリアも凱旋門賞には参戦しない情勢だ。

この結果を受けて、大手ブックメーカーのウィリアムヒルでは凱旋門賞のオッズを修正し、オーストラリアは9.0倍でハープスターと並び5番人気、ザグレイギャッツビーは11倍で6番人気となっている。
また、1番人気は4.5倍でトレヴ、8.0倍でジャスタウェイ、アヴェニールセルタン、タグルーダが2番人気タイで並んでいる。ゴールドシップは13.0倍で8番人気タイ。

ザグレイギャッツビー
(牡3、英・K.ライアン厩舎)
父:Mastercraftsman
母:Marie Vision
母父:Entrepreneur
通算成績:11戦4勝(重賞3勝)
重賞勝利:
14年愛チャンピオンS(G1)
14年仏ダービー(G1)
14年ダンテS(G2)

ザグレイギャッツビー

ザグレイギャッツビー

ザグレイギャッツビー

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