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佐藤哲三騎手が現役引退へ 落馬事故からのカムバック叶わず
2014/9/16(火)
レース中の落馬負傷により、長期にわたってリハビリを続けてきた佐藤哲三騎手(栗東・フリー)が、10月12日(日)付で現役を引退することが分かった。1989年に栗東の吉岡八郎厩舎所属としてデビュー。独特の騎乗論を持つ職人気質のジョッキーとして多くのファンから声援を受けてきた。96年の朝日杯3歳S(当時)をマイネルマックスで制しG1初勝利。その後も、タップダンスシチーやエスポワールシチーなどとのコンビでその名を轟かせた。
2012年11月24日の京都10Rでトウシンイーグルに騎乗し落馬した際に、コース柵の支柱に激突。左上腕骨開放骨折、左肩甲骨骨折、腰椎横突起骨折などに加え、血管や神経を損傷するなど全身に大怪我を負い戦線離脱。その後は何度も手術を重ね、2年近くにわたって懸命にリハビリに励んできたものの、現役続行は厳しいと判断。明日17日に迎える44歳の誕生日を前に、引退の運びとなった。本日16時より、大阪市内にて引退会見が行なわれる予定となっている。
佐藤 哲三
(さとう てつぞう)
1970年9月17日生まれ
[初免許年] 1989年
[所属] 栗東・フリー
[初騎乗] 1989年3月4日1回中京1日目4R トーアチョモランマ(9着/10頭)
[初勝利] 1989年4月30日3回京都4日目6R キョウワトワダ(1着/17頭)
[生涯成績] 10570戦938勝
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