【神戸新聞杯】ダービー馬始動!ワンアンドオンリー「実力見せる」

17日、神戸新聞杯(G2)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。ダービー馬ワンアンドオンリー(牡3、栗東・橋口厩舎)は横山典弘騎手を背に坂路で併せ馬。先行した僚馬ダノンマックインに残り2F付近で並びかけると、終いはビッシリと追われてほぼ同時のフィニッシュ。時計は4F52.5-38.9-25.8-13.3秒と終いを要したものの、馬場が荒れた遅い時間帯での追い切りだったことを考慮すれば上々の内容だ。

自ら感触を確かめた横山典騎手は「順調です。見ての通り。無事で順調に来てるってことがスゴいことなんだから。今日はしっかり負荷が掛けられたから、あとは(厩舎に)任せるだけだね」と独特の言い回しで手応えを語る。

追い切りを見守った橋口弘次郎調教師は「レースは来週だから、今日はこんなもの。順調そのものだね。何の心配もないよ」と笑顔でコメントも、「これがダービー馬の実力だというのを見せないといけないね」と最後は気を引き締めた。

厩舎20頭目の挑戦で、悲願のビッグタイトルをもたらした孝行息子の秋緒戦。菊の舞台、そして海外へと続く新たな物語の幕開けが近づいてきた。