【神戸新聞杯】1週前 ラチ激突の不安ナシ!スターダム復権へ

17日、神戸新聞杯(G2)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。トーセンスターダム武豊騎手が手綱を執って、CWコースで3歳未勝利の僚馬との併せ馬。併走馬を前に置く形で一杯に追われると、1秒近く突き放してフィニッシュ。6F82.2-66.7-52.2-38.4-12.3秒と、時計からもキレ味を窺わせる走りをみせた。

「しっかりと乗り込めているし、良い仕上がりで臨めそうです。馬体も春と比べてしっかりしてきたように思いますから」と語るのは中澤調教助手。8月の下旬からトレセンで乗り出しを始めると、今回で6本目の追い切りを消化。順調な調整過程に笑みがこぼれた。

前走の日本ダービーでは差す形から一転、大逃げを打つ馬の2番手で運ぶ、意表を突く競馬。直線では先頭をひた走るも、突如としてラチに激突してしまった。

「ダービーはアクシデントがありましたが、あれは一過性のもの。Eコースでの調教再審査も真っ直ぐ走っていたし、気にしていませんよ」と語るように、中間の気配からは不安の色は見られない。

前走はアクシデントさえなければ上位争いを感じさせるレースぶりからも、デビュー3連勝を果たした実力はダテではないだろう。実力馬は虎視眈々と復権を狙っている。