【凱旋門賞】日本馬3頭が現地で追い切り!

1日午前、凱旋門賞(G1)へ出走を予定している日本馬3頭の追い切りがシャンティイにて行われた。

ゴールドシップ(牡5、栗東・須貝尚厩舎)とジャスタウェイ(牡5、栗東・須貝尚厩舎)はシャンティイ競馬場の芝コースで併せ馬を行い、道中はゴールドシップが1馬身ほど先行する形。濃霧で終盤まで姿は見えなかったものの、ようやくシルエットを現したラスト1Fは馬体を併せて軽快な伸びを披露。ほぼ同時のフィニッシュとなった。

ゴールドシップに跨った横山典弘騎手は「併せ馬で強め、と言われた通りの調教。日本で何度も乗った中で最高の追い切りができました」と自身のパートナーを絶賛。

ジャスタウェイの手綱を執った福永祐一騎手も「強めの内容をできたように順調さがうかがえます。ドバイに続き二度目の海外遠征。彼の力を100%出せる騎乗をしたいですね」と語ったように、2頭とも状態面に不安はない様子。

凱旋門賞追い切り

凱旋門賞追い切り

「ゴールドは何にもいうことがないほど、上手く行きました。ジャスタウェイも同じく順調です。2頭ともに最高の出来で挑めます。シャンティイの場長、小林厩舎の協力なくして、この状態にはできなかった。感謝しています。日本からもたくさんのファンがくると思いますが、応援よろしくお願いします」と須貝尚介調教師は会見を締めくくった。

一方、ハープスター(牝3、栗東・松田博厩舎)の追い切りはコワイラフォレ調教場(芝コース)で行われ、「2000mくらいさっとやりました。相変わらず変わりはないです。順調にきています」と松田博資調教師

レースのプランについては「やってみないとわからない」としながらも、「凱旋門賞は日本の馬が獲ったことはないから、初めにとってみたい」と意欲を燃やしている。

デビューからここまで手綱を執ってきた川田将雅騎手は、「追い切りは無事に終わったことが何よりです。これだけチャンスのある馬に乗れますし、日本馬全馬チャンスがあります。その中でも一番いい結果を期待したいです」と、日本の3歳牝馬として初の凱旋門賞に向けて決意を語った。