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【4回京都】ベルーフ…小平奈由木の注目新馬レポート
2014/10/7(火)
ベルーフ(牡2、栗東・池江厩舎)
父:ハービンジャー
母:レクレドール
母父:サンデーサイレンス
「大物を輩出するはずの父。抜群の切れ味を発揮したレクレドールの特徴も受け継いでいますし、母の最高傑作になれる器です」
と、池江泰寿調教師も素質を見込む逸材がベルーフ。10月13日(祝・月)、京都の芝2000mに、川田将雅騎手でデビューする。
キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを11馬身もの大差を付けてレコード勝ちしたハービンジャーのファーストクロップ。重厚なヨーロッパ血脈ながら、すでに9頭が勝ち上がっている。優秀な繁殖を集めているだけに、続々とクラシック候補が誕生しそうな予感がする。
母レクレドール(その父サンデーサイレンス、4勝)はローズS、クイーンSの覇者である。その全兄はドバイシーマクラシックや香港ヴァーズを制した底力を産駒に伝え、種牡馬として大成功しているステイゴールド。同馬の姉兄にラルシュドール(3勝)、クラージュドール(現4勝)がいる。サンデーサラブレッドクラブの募集総額は4000万円だった。
ノーザンファーム空港でしっかり鍛錬を積み、8月1日、NFしがらきへ。9月3日には栗東に入厩した。19日のゲート試験をパスすると、本格的な追い切りへと移行。先週のウッドコースでは6ハロンから一杯に追われ、ラストまでしっかり伸びた。まだ馬体に余裕が感じられるとはいえ、今週のひと追いで態勢が整う見込み。母の仔はダートで良績を収めているが、芝向きの軽さも十分に兼ね備えている。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
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