エイシンヒカリがデビューから無傷の5連勝…アイルランドT

10月19日(日)、4回東京5日目11RでアイルランドT(芝2000m)が行なわれ、横山典弘騎手騎乗の1番人気・エイシンヒカリ(牡3、栗東・坂口則厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:58.3(良)。

2着には3馬身半差で4番人気・エックスマーク(牡5、栗東・角居厩舎)、3着にはクビ差で3番人気・スーパームーン(牡5、美浦・藤沢和厩舎)が続いて入線した。

スタート良く飛び出したエイシンヒカリがそのままグイグイ加速。前半の1000mが58秒2という速いペースで10馬身以上後続を離す大逃げに場内がドッとざわめく。シゲルササグリ、スーパームーン、アロマカフェ、エックスマークが続くが、それを尻目にエイシンヒカリが大きな差のまま直線へ。
そのまま大楽勝と思われたが、直線半ばから初めての左回りのためか、徐々に外へヨレはじめる。そのスキを突いて後続の各馬が内から差を詰めるが、前半のセーフティリードがモノをいって、終わってみれば3馬身半差をつけての逃げ切り勝ち。際どくなった2着争いはエックスマークがスーパームーンとの叩き合いを制した。

勝ったエイシンヒカリは4月のデビューから無傷の5連勝。左回りに課題を残す格好になったが、その分、まだまだ奥深さを感じさせる好タイムでの圧勝。道中の走りっぷりにサイレンススズカの姿を思い浮かべたファンもいたのではないだろうか。

馬主は株式会社栄進堂、生産者は新ひだか町の木田牧場。馬名の意味由来は「冠名+超特急の名称より」。

1着 エイシンヒカリ(坂口則調教師)
「右回りコースでも右にモタれていましたし、左回りは初めてでしたからね。テンションは、いつもあのくらいです。ああいう競馬でここまで伸びるんですから、能力がありますね。次走は未定です」

2着 エックスマーク(蛯名騎手)
「よく走っていますよ。少頭数の外枠から良い形で流れてくれました。止めそうにもなりましたが、最後までガマンして走ってくれました」

3着 スーパームーン(柴田善騎手)
「切れる脚がないので早目に動かしていきました。2着は欲しかったですね。最後に息が上がったのは久々の分だと思います。思い描いていたより良い内容の競馬が出来ましたし、次はもっと良くなると思います」

4着 ファタモルガーナ(大野騎手)
「休養期間が長くてゲートでもウルさいところがありまたが、ギリギリでガマンしてくれました。長く良い脚を使っていますし、叩いた次は良いと思います」

5着 アロマカフェ(田中勝騎手)
「最後も止めているわけではなくて、なかなか前に追いつけなかっただけです。いつもくらいは走っています」

アイルランドTの結果・払戻金はコチラ⇒

エイシンヒカリ
(牡3、栗東・坂口則厩舎)
父:ディープインパクト
母:キャタリナ
母父:Storm Cat
通算成績:5戦5勝

エイシンヒカリ

エイシンヒカリ

エイシンヒカリ

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