【4回京都】ストーンウェア…小平奈由木の注目新馬レポート

ストーンウェア
(牡2、栗東・吉田厩舎)
父:Birdstone
母:Antique Auction
母父:Geiger Counter

父はシャンペンS、ベルモントS、トラヴァーズSとG1を3勝したバードストーン。マインザットバード(ケンタッキーダービー)、サマーバード(ベルモントSなどG1を3勝)といった大物を輩出している。

G2・スターシュートSなど米4勝のアンティックオークション(その父ガイガーカウンター)が母。同馬の姉兄にあたるインディアナカーヴ(5勝、エクセラントカーヴの母)、ネットオークション(1勝・地方2勝、コレクターアイテムの母)、アンティークコイン(6勝)、ドリーミーペガサス(4勝)らと同様、社台ファームがアメリカで生産した。馬主を対象とした社台グループオーナーズに総額2000万円でラインナップされた。

社台ファームの直線ダートコースで丹念にスピードメニューを消化したうえ、9月10日、栗東に入厩。24日のゲート試験をパスすると、順調にペースアップされた。大きなフットワークをしなやかに伸ばせ、芝で鋭い切り味を発揮しそうな予感がする。

10月25日(土)、京都の芝1600mにスタンバイ。北村友一騎手が手綱を取る。


小平 奈由木(こだいら なゆき)

早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。

月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。