中央で重賞3勝 スマイルジャックが引退へ

2008年のスプリングS(G2)を制するなど重賞3勝の実績を残し、昨年秋以降は地方競馬で現役を続けていたスマイルジャック(牡9)が引退することが明らかになった。現在、同馬を管理している川崎の山崎尋美調教師が、自身のホームページ上で発表したもの。

中央時代は美浦・小桧山厩舎に所属。07年9月のデビュー戦を勝利すると、08年のスプリングSを小牧太騎手とのコンビで制覇。皐月賞は9着に敗れるも、ダービーでは12番人気の低評価を覆す2着とクラシック戦線で存在感を示した。

4歳以降はマイル路線へ。重賞タイトルを2つ積み上げ、10~11年には2年連続で安田記念3着の実績を残すなど一線級で活躍したが、G1タイトルには手が届かず。その後は年齢から来る衰えもあり、昨年秋に南関東へ移籍したものの、勝利を挙げることはできず、先日25日に盛岡で出走したOROターフスプリント(10着)がラストランとなった。

今後については北海道で余生を送る見込みだが、繋養先については未定。なお、11月3日(祝・月)に川崎競馬場にて引退式が開かれる予定となっている。馬主は齊藤四方司氏、生産者は鵡川町の上水牧場。馬名の意味由来は「笑顔を独り占めできるように」。

スマイルジャック
(牡9、川崎・山崎尋厩舎)
父:タニノギムレット
母:シーセモア
母父:サンデーサイレンス
通算成績:58戦5勝
(うち地方通算:10戦0勝)
重賞勝利:
08年スプリングS(G2)
11年東京新聞杯(G3)
09年関屋記念(G3)

スマイルジャック

2010年の六甲ステークスより


スマイルジャック

2011年の東京新聞杯が最後の勝利に