【みやこS】ニホンピロアワーズ「中央のダートなら」

29日、みやこS(G3)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。ニホンピロアワーズ(牡7、栗東・大橋厩舎)は主戦の酒井学騎手を背にCWコースで単走追い。直線もシッカリと追われて6F82.3-66.6-51.9-38.8-12.9秒をマークした。

前走の帝王賞は前とは少し離された4着。大橋勇樹調教師は「大井のダートは特殊だね。絡みつくような力のいる馬場で動ききれなかった感じ。ま、2走前ぐらいから疲れもあったと思うし、色々な要素があったな」と敗因を分析する。

その後は十分間隔を空けてリフレッシュ。9月末から時計を出し始め、先週は長めをハードに追われていよいよスイッチが入ってきた。「先週はモタモタして頭も高かったけど、あのひと追いで動きも変わってきてる。来週やればほぼ態勢は整ってきそう。軽い中央のダートなら力は出せる」と師も巻き返しに手応えを感じている。

京都コースは10戦して(4-2-2-0)とオール馬券圏内。鞍上も先の菊花賞を制して勢いに乗っている。7歳秋を迎えたが、まだまだ世代交代を許すわけにはいかない。