【有馬記念】昨年2着ウインバリアシオン 大敗後も悲観の色ナシ

17日、有馬記念(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。昨年2着のウインバリアシオン(牡6、栗東・松永昌厩舎)は助手を背に坂路へ。1本目で軽く足慣らしを済ませると、2本目には4F56.1-41.0-26.6-13.3秒をマーク。終いは少し気合を入れられる程度だが、前日までの雨を多分に含んだチップを大きく跳ね上げる姿を見せつけた。

松永昌博調教師も「そこまで速い時計を出すつもりはなかったからね。うん、予定通りのメニューだよ」と納得の表情。

昨年同様、脚部不安明けの金鯱賞を叩いてグランプリ出走のローテーションを選択した陣営だが、1年半ぶりの復帰戦だった昨年は3着と好走するも、今年はまさかの15着大敗に終わってしまった。

“ライバル・オルフェーヴルがターフを去った今年こそ”の想いで幕を開けた2014年だが、ここに来て暗雲が漂い始めたウインバリアシオン。それでも「一度使ったことで気合乗りが良くなってきた感じはするね」と陣営に悲観の色は無い。執念のG1制覇に向けて復調が待たれる。