【有馬記念】大一番でも侮れない角居厩舎の牝馬2頭

17日、有馬記念(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。エリザベス女王杯でG1ウイナーの仲間入りを果たしたラキシス(牝4、栗東・角居厩舎)は助手が騎乗して芝コースに入り、準オープンのシャドウダンサーを相手に5F68.1-52.4-37.9-11.7秒をマーク。わずかに遅れる形とはなったが、その脚捌きは軽快そのもので、引き続き好調をキープしている。

また、ジャパンCでは末脚不発となったデニムアンドルビー(牝4、栗東・角居厩舎)も芝コースで浜中俊騎手を背にエリザベス女王杯3着のディアデラマドレと豪華な併せ馬。6F87.6-69.7-53.8-39.1-11.5秒でこちらも遅れはしたが、キビキビとしたフットワークで好気配をキープしている。

ラキシスについて高田調教助手は「今週は動きを確認する程度で。ゆったりしたローテーションを組んで、ここまでじっくり乗ってきました。馬体も丸みを感じさせます、レースがあいたことは、この馬にとってよかったと思います」とコメント。

デニムアンドルビーについても「遅れる形にはなりましたが、ジャパンCのときより状態はいいですよ。スローの瞬発力勝負が合っている馬なので、展開ひとつでしょう」と状態面には何ら不安がないことをアピールしている。

強力メンバーを相手に、今回は人気薄が予想されるが、どちらも牡馬相手の重賞で勝ち負けしており、牝馬らしいピリッとした決め手を秘めている。他馬が勝ちを意識しすぎて早く動くようなことになれば、面白い存在になりそうだ。

ラキシス

本馬場で軽快な動きを見せるラキシス(内)


ラキシス