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【有馬記念】唯一の関東馬フェノーメノ ホームで意地を見せる!
2014/12/24(水)
24日、有馬記念(G1)の追い切りが美浦トレセンにて行われた。フェノーメノ(牡5、美浦・戸田厩舎)は助手を背に南Wコースで単走の最終調整。馬場の外々をリズミカルに駆け抜け、6F83.8-67.1-53.1-39.1-13.1秒をマーク。直線では軽く仕掛けられただけに留まるも、躍動感が蘇ってきた様子が窺える。大一番のパートナーに選ばれたのは田辺裕信騎手。今年は初のG1制覇に加え、WSJS出場を果たすなど飛躍を遂げた鞍上に、「良いジョッキーを確保できました」と戸田博文調教師も大きな期待を寄せている。
「先週の追い切りで田辺騎手に乗ってもらいましたが、良い感触を掴んでくれたようです。先週の追い切りは、1週前としてはここ3走の中では一番躍動感がありましたし、若干かかるくらいの追い切りでしたよ」と指揮官は確かな上昇ぶりを伝えてくれた。
さらに、「今週は単走でやりましたが、今日も少しウルさいくらいでした。ここ2走はボケッとした感じもありましたが、今は気迫が出てきましたし先週しっかりやったことが良い方に出たと思います」と万全の仕上がりをアピール。
秋のG1戦線ではいずれも着外に敗れているが、天皇賞(春)を連覇した実績が色あせることはない。「ここ2戦は上手く噛み合わない感じでしたが、やっと馬もスイッチが入ってきたのでしょう。去年の日経賞を完勝した内容からも、中山の馬場は問題ないと思います」と自信を窺わせるコメントで会見を締めくくった。
目下、有馬記念を3連覇中、春秋グランプリを合わせれば6連勝中と、大一番でとにかく輝きを放つステイゴールド産駒の一頭であることも忘れてはならない重要なポイント。同世代のゴールドシップや、今回がラストランとなるジャスタウェイ、ジェンティルドンナらが否応無しに注目を集めるが、出走メンバー内唯一の関東馬としても、地元中山で無様な競馬は見せられない。
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