G1馬ロゴタイプ 復調うかがえる2着「良い頃の感じに戻ってきた」

●1月4日(日) 1回中山1日目11R 第64回 中山金杯(G3)(芝2000m)

1番人気に支持されたロゴタイプ(牡5、美浦・田中剛厩舎)は2着。得意の舞台で一昨年・皐月賞以来の勝利を目指したが、惜しくも手が届かなかった。

淀みないペースを演出する先行勢を見る形で5番手を追走し、3コーナー過ぎから進出。直線入り口で先頭に立つ堂々たるレースぶりを見せたものの、最後は自身の直後に付けていたラブリーデイの末脚に屈した。

「好スタートを切って、無理なく良い位置で運べました。最後はねじ伏せる形で出ていきましたが、勝ち馬にマークされた分と斤量差もあったかもしれません」とC.デムーロ騎手は振り返った。

それでも、トップハンデ58キロを背負いながら見せた正攻法のレース運びは、G1馬の実力を感じさせるもの。3歳時にはコンビを組んで重賞を制したこともある鞍上は「だいぶ良い頃の感じに戻ってきたと思います」と復調に太鼓判を捺す。

未勝利に終わった前年の悔しさをバネに、2015年はまずまずのスタートを切ったロゴタイプ。久々の美酒はそう遠くないはずだ。

ロゴタイプ