ジャスタウェイが日本初の年間首位獲得!2位はエピファネイア!

ワールドベストレースホースランキング
1月20日、IFHA(国際競馬統括機関連盟)が2014年度ロンジンワールドベストレースホースランキングを発表した。同ランキングは、昨年の1月1日から12月31日までに施行された世界の主要レースを対象とするもので、4月の発表より首位に立っていたジャスタウェイが、日本調教馬としては史上初の年間1位を獲得。また、ジャパンCを制したエピファネイアが2位となり、日本馬によるワンツーという快挙を演じた。

ジャスタウェイは初の海外遠征となった3月のドバイDF(芝1800m)で1分45秒52というレコードを叩き出し、6馬身1/4差という圧倒的な着差をつけて優勝。4月の時点で130ポンドのレーティングを与えられ、日本調教馬史上初の世界トップの評価を受けていたが、これを守りぬく形に。過去のランキングでも前年度のオルフェーヴルは129ポンドで3位、'06年度のディープインパクトも127ポンドで4位だったことから、その高い評価が窺いしれる。

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一方のエピファネイアもジャパンCで並み居る強豪を相手に4馬身差の圧勝。129ポンドの評価を受けて、一挙に世界2位へ躍り出た。

また、127ポンドの3位は愛チャンピオンS、仏ダービー勝ちのザグレイギャッツビー、欧州最強マイラーの呼び声が高かったキングマン、英愛ダービー馬のオーストラリア、チャンピオンズマイルを制したヴァラエティクラブ、香港マイルを制したエイブルフレンドの5頭が並んでいる。

同日、ロンドン市内のホテルで行われた表彰式には、ジャスタウェイの大和屋暁オーナー須貝尚介調教師福永祐一騎手、エピファネイアのオーナーであるキャロットファーム・高橋二次矢代表ら関係者が出席。大和屋オーナーは「僕が以前、イギリスに来たのはジャスタウェイのお父さんのハーツクライがキングジョージに出走した時のことで、結果は残念でした。しかし、本日は素晴らしい名誉な表彰をいただけたことで、ロンドンが好きになりました」と喜びの声を寄せ、日本語で「カンパイ!」と発し、音頭をとっていた。

ジャスタウェイ(牡6)
父:ハーツクライ
母:シビル
母父:Wild Again
通算成績:22戦6勝
重賞勝利:
14年安田記念(G1)
14年ドバイDF(G1)
13年天皇賞・秋(G1)
14年中山記念(G2)
12年アーリントンC(G3)

エピファネイア
(牡5、栗東・角居厩舎)
父:シンボリクリスエス
母:シーザリオ
母父:スペシャルウィーク
通算成績:13戦6勝
重賞勝利:
14年ジャパンC(G1)
13年菊花賞(G1)
13年神戸新聞杯(G2)
12年ラジオNIKKEI杯(G3)

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