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【1回東京】ディープジュエリー…小平奈由木の注目新馬レポート
2015/1/27(火)
ディープジュエリー(牝3、美浦・国枝厩舎)
父:ディープインパクト
母:ジュエルオブザナイト
母父:Giant’s Causeway
稀代のスーパーホースであり、スタリオン入りしてからも日本競馬を牽引するディープインパクトの産駒。史上最速のスピードで勝ち鞍を量産している。昨年は自己最高となる232勝をマークし、3年連続のリーディングサイアーに輝いた。ハープスター(桜花賞)、ミッキーアイル(NHKマイルC)、ショウナンパンドラ(秋華賞)がG1を奪取した現3歳に続き、この世代でもショウナンアデラ(阪神JF)、ダノンプラチナ(朝日杯FS)が2歳の頂上決戦を制した。今春のクラシックへも大挙して臨むこととなろう。
母はアメリカ生まれのジュエルオブザナイト(その父ジャイアンツコーズウェイ)。2戦未勝利ではあるが、同馬の半姉にG1のアシュランドSやデルマーオークスをはじめ、重賞を4勝したイヴニングジュエルがいる。ジェネラルチャレンジ(G1・パシフィッククラシックS、同・サンタアニタHなど重賞7勝)を輩出した優秀なファミリー。馬主を対象とした社台グループオーナーズにて総額4000万円で募集された。
ノーザンファーム空港で丁寧に体力アップが図られ、10月28日、美浦に入厩。11月20日のゲート試験をパスすると、いったんNF天栄へ移動して豊富な運動量を消化した。1月7日の帰厩後は順調な成長がうかがえ、反応の良さが目を引く。軽快なスピードだけでなく、この父らしい伸びやかさも兼備。芝の中距離で瞬発力を発揮するだろう。
1月31日(土)、東京の芝1800mでデビュー。依頼していた戸崎圭太騎手が騎乗停止の制裁を受けてしまったため、ジョッキーは調整中。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
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