【京都記念】キズナVSハープスター 牡牝のスターホースが激突!

2月15日(日)、2回京都6日目に行われる第108回 京都記念(G2)(4歳上 国際 指定 別定 芝2200m)の特別登録馬12頭が発表された。

2頭のスターホースに注目が集まる。昨年の天皇賞(春)の後に左脚を骨折してしまい、長期休養を強いられてきたキズナは、十分な期間を経て、このレースを始動戦に選んできた。5歳世代のダービー馬、凱旋門賞4着と能力の高さは言わずもがな。鞍上の武豊騎手も待ちわびていた復帰戦を勝利で飾りたいところだが、久々の競馬で自身の力を発揮できるのか。オーナーサイドがラストイヤーと位置づける、キズナの2015年はここからスタートする。

こちらも凱旋門賞に参戦したハープスター。キズナ同様に末脚の鋭さは群を抜いている。前走のジャパンCでは道中、大きな不利を受けながらもメンバー2番目となる上がりをマークした。3月にはドバイ遠征も控えており、ここは弾みを付けたい一戦。世代交代を目論む明け4歳馬の旗頭として今年の主役の座を譲るわけにはいかない。

2強ムードに待ったをかけるのはラブリーデイ。昨年までは決め手に欠ける競馬が続き、善戦止まりのレースが多数。しかし、前走の中山金杯で一変。好位からグンと伸びてきた脚はそれまで見られなかったもの。重賞初制覇をレコード勝ちで飾ってみせた。今回は相手関係が強化されるだけに、どこまで力が通用するのか。

ラブイズブーシェは堅実な走りでG1でも掲示板に食い込む好走を見せてきた。しかし、前走は出遅れから位置を押し上げられず14着完敗。新年の幕開けとしては不甲斐ない結果に終わってしまった。今秋の凱旋門賞挑戦というプランを現実のものとするために、ここでの巻き返しは必須となる。

得意の舞台で見直したいのがハギノハイブリッド。同舞台の京都新聞杯では後の菊花賞2着馬・サウンズオブアースを寄せ付けない完勝を収めた。持っているポテンシャルは確かなだけに、この辺りで浮上のきっかけを掴みたいところ。

他にも重賞3勝の実績があるレッドデイヴィスや後方からの追い込みに自信を持つトウシンモンステラなどが登録。キズナとハープスターに割って入ることができる馬がいるのか。順当に2頭の決着になるのか。今年の中距離戦線を占う1戦になりそうだ。登録馬は以下の通り。

アクションスター 56
キズナ 57
スズカデヴィアス 55
トウシンモンステラ 56
ノーステア 56
ハギノハイブリッド 56
ハープスター 54
ヒラボクディープ 56
マイネルディーン 56
ラブイズブーシェ 56

ラブリーデイ 56
レッドデイヴィス 56

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