【弥生賞】権利が欲しいトーセンバジル「瞬発力を感じる伸び」

4日、弥生賞(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。トーセンバジル(牡3、栗東・藤原英厩舎)は岩田康誠騎手が騎乗して、先週同様、セイルラージを相手に併せ馬。併走馬を目標にピッチを上げていくと、最後は一杯に追われて0.1秒先着。全体時計も6F83.1-66.9-51.6-38.0-12.3秒でまとめた。

「先週より落ち着いていました。道中もタメが利いて乗りやすかったし、最後も瞬発力を感じる伸びでしたよ」とは岩田騎手。談話通り、この中間は2度目の追い切り騎乗で、上昇ムードを確認。2走ぶりの実戦でのコンビに期待を寄せた。

デビュー4戦を消化して、ここまで2勝の実績も、いずれも異なる競馬場で連対を外しておらず、底をみせていない戦歴の持ち主。また、おじには天皇賞馬トーセンジョーダンら活躍馬が多数いる牝系の出身で血統背景も確か。しかし、皐月賞出走には賞金面からも権利獲り(3着以内)が命題。重賞ウィナーが軒並み揃うが、何としても結果が欲しい一戦だ。