アダムスピークが乗馬に 2011年のラジオNIKKEI杯2歳S勝利

2011年のラジオNIKKEI杯2歳S(当時)を制したアダムスピーク(牡6、栗東・石坂厩舎)が、3月5日(木)付で競走馬登録を抹消することが発表された。

'11年12月のデビュー戦を勝利し、キャリア1戦の身で出走したラジオNIKKEI杯2歳Sではゴールドシップらを退けての重賞制覇。一躍クラシック候補に名乗りを上げたが、弥生賞では人気を裏切る8着。皐月賞では鼻出血を発症し最下位に敗れた。

再起を誓い調整が続けられたものの、同年秋に屈腱炎を発症し長期休養。1000万クラスへの降級を経て、'14年の復帰後はダート路線も模索され転向2戦目で勝利を挙げたが、結局これが現役最後の走りに。その後再度脚部不安を発症し、カムバック叶わず引退の運びとなった。今後は北海道苫小牧市のノーザンホースパークにて乗馬となる予定。なお、半弟にあたるアダムスブリッジ(牡3、栗東・石坂厩舎)が昨年暮れのデビューから2連勝中。今月21日(土)の若葉ステークスに出走予定となっている。

馬主は有限会社 キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「スリランカの聖地名」。JRA通算獲得賞金額は5581万4000円(付加賞含む)。

アダムスピーク
(牡6、栗東・石坂厩舎)
父:ディープインパクト
母:シンハリーズ
母父:Singspiel
通算成績:8戦3勝
重賞勝利:
11年ラジオNIKKEI杯2歳S(G3)

アダムスピーク

デビュー2連勝で重賞V。クラシックでの活躍が期待された


アダムスピーク

昨年5月31日の勝利が最後の走りに