【黒船賞】ダノンレジェンドが重賞連勝!G1馬を退ける

3月17日(火)、高知競馬場で行われた交流重賞・第17回 黒船賞(Jpn3)(4歳上 別定 1着賞金:2100万円 ダート1400m)は、丸田恭介騎手騎乗の2番人気・ダノンレジェンド(牡5、栗東・村山厩舎)が優勝。勝ちタイムは1.27.3(重)。

2着には2馬身差で3番人気・ドリームバレンチノ(牡8、栗東・加用厩舎)、3着には半馬身差で5番人気・タガノジンガロ(牡8、兵庫・新子雅厩舎)が続いて入線した。
1番人気のワイドバッハ(牡6、栗東・庄野厩舎)は5着に終わった。

果敢にハナを切ったのはサクラシャイニー、2番手にもマウンテンダイヤが続き、JRAのダノンレジェンドは3番手からの展開に。1番人気のワイドバッハはゲートでリードを許し、1コーナーをしんがりで通過。セイクリムズン、ドリームバレンチノは好位から。
レース後半に差し掛かると、先行した地方勢2頭、セイクリムズンらが徐々に脱落。3コーナー過ぎでダノンレジェンドがハナに立つと、ドリームバレンチノも粘りをみせる。しかし、勢いと斤量差に上回るダノンレジェンドが着差を広げ、重賞連勝を飾った。ワイドバッハは向こう正面から懸命におっつけていったが、ラストも差し脚が見られず5着が精一杯だった。

勝ったダノンレジェンドは祖母が米G1のBCジュベナイルフィリーズ勝ちのCaressingがいる血統のマル外馬。2012年11月の2歳新馬戦を圧勝するも、その後は地方交流での1勝のみにとどまる。シャドーロールを着用した昨年3月に、久々のJRAで勝ち星を挙げると、続く準オープンを連勝してオープン入り。
その後、3連敗を喫したが、ブリンカーを初めて着用した3走前に逃げ切り勝ち。前走のカペラSでも12番人気の低評価を覆し、重賞初挑戦ながら5馬身差の圧勝。重賞ウィナーとして真価が問われた今回は、逃げの形には持ち込めなかったが、連勝で地力を証明してみせた。

馬主はダノックス、生産者はアメリカのColts Neck Stables,LLC。馬名の意味由来は「冠名+新たな伝説を作り出すことを願って」。
騎乗していた丸田騎手はこの日の高知で3鞍に騎乗し、2勝の活躍をみせていた。

【丸田恭介騎手のコメント】
「前走よりはスタートで出ませんでしたが、その後は馬が自分で進んでいってくれて、スムーズな位置を取れたことが一番の勝因だと思います。直線でも(後続が)追い付いてくる雰囲気は無かったので、余裕を持って乗ることができました。良くなってから乗せていただいていますが、本当に強い馬です。今後は大きいところで頑張ってほしいですね。

(2009年の全日本新人王争覇戦以来、久々での高知参戦で)あの時よりは、少しは上手くなったかなと思いました。今日はこの舞台でもダノンレジェンドが強い走りを見せてくれました。皆さんの声援のおかげです。今日は本当にありがとうございました」

【村山明調教師のコメント】
「スタートが上手じゃないので、ポジションは仕方ないかと思いましたが、その後は冷静に乗ってくれましたね。モマれなければこの条件でも十分に対応してくれますね。1600万で強い勝ち方をしてくれたレースをみると、ブリンカーを付けたことが大きいのでしょう。元々能力はありましたが、モマれ弱かった面がありましたからね。

以前はまだ子供子供していた部分がありましたが、だいぶレースに集中して走れるようになりました。レース前も落ち着いて歩けていましたからね。次は東京スプリントを予定していますが、JBCスプリントへの賞金を加算するまでにも、秋までは落とせない戦いが続きますね」

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ダノンレジェンド
(牡5、栗東・村山厩舎)
父:Macho Uno
母:My Goodness
母父:Storm Cat
通算成績:19戦7勝
(地方通算:3戦2勝)
重賞勝利:
15年黒船賞(Jpn3)
14年カペラS(G3)

ダノンレジェンド

ダノンレジェンド

ダノンレジェンド

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