【ファルコンS】折り合いに進境見せるブリクスト「すごくいい」

18日、ファルコンS(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、クロッカスS2着のブリクスト(牡3、栗東・吉田厩舎)は、坂路で北村友一騎手が騎乗。ゆったりした入りから終い気合を入れるとスーッと加速して4F55.6-40.0-25.0-12.5秒でフィニッシュ。

「先週までに強いところをしっかりやってあるし、今週はジョッキーを乗せてサッと。すごくいい動きでしたよ」と村井調教助手。「前走は勝ち馬をうまく封じ込めたと思ったんですけどね。相手が一枚上でした」と前走の惜敗に苦笑いも、「この馬自身も折り合い面に進境を見せています。うまく末脚を生かしてやりたいですね」と気持ちを切り換えて賞金上積みを狙う。


前走、くすのき賞1着のライドオンウインド(牡3、栗東・木原厩舎)は古川吉洋騎手を背にCWコースで3頭での併せ馬を敢行。馬場の外めをビッシリ追われると、6F81.3-65.4-50.3-37.0-11.8秒のタイムで2頭をねじ伏せるようにゴール。

木原一良調教師も「3頭併せでしっかりと。最後もいい感じで抜けてきてたね。申し分ない状態でレースに臨めそうだよ」とデキの良さには太鼓判を押す。あとはデビュー戦10着、3走前7着と敗れている芝への適性。「芝は新馬戦と昇級初戦だけ。あの当時とは馬のデキも違うし、芝の走りをもう一度みたいと思ってね。だから、先週の昇竜Sには登録もしなかったんだ。前走みたいにうまくタメて運んで頑張ってほしいね」と芝3戦目で過去とは違うところをアピールする構えだ。