【産経大阪杯】連勝で完全復活なるかブラックヒル「イイ感じ」

1日、産経大阪杯(G2)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、小倉大賞典1着のカレンブラックヒル(牡6、栗東・平田厩舎)は松山弘平騎手が騎乗して坂路へ。単走で徐々にピッチを上げ、ジョッキーがゴーサインを出すとグイグイ加速。4F51.7-37.8-24.9-12.4秒のタイムで駆け上がった。

先週に続いて追い切りに跨がった松山騎手は「今週はいっぱいにやりました。ラストまで反応が良かったし、いい感じにきていますね」と手綱から伝わる気配に好感触を得た様子。主戦の秋山騎手が騎乗停止となって回ってきたビッグチャンスに「レースで乗るのは初めてだし、先生(調教師)、オーナーと相談します。これまでのVTRを見ていいイメージをつくって競馬に臨みます。G1馬ですし、競馬で乗るのが楽しみです」と週末を心待ちにしている。今回は斤量も1キロ減。先手必勝で打倒キズナを目論む。


前走、エリザベス女王杯6着のショウナンパンドラ(牝4、栗東・高野厩舎)は坂路で浜中俊騎手を背に4F53.8-39.6-25.2-12.2秒をマーク。先週ビシッと追われていることもあって、今週は馬なりで終いの感触を確かめる程度だったが、軽やかなフットワークでゆうゆうと登坂。久々を感じさせない好仕上がりだ。

「先週にしっかりとやってあるので、今週はジョッキーを乗せて反応を確かめてもらいました。ええ、いい動きをしてたし、休み明けでも力を出せる状態に仕上がったと思います。相手はメチャメチャ強くなりますが、ウチだってG1馬。ヒケはとらないと思います」と高野友和調教師。先の中山記念は秋華賞で破ったヌーヴォレコルトがロゴタイプに勝利。牡馬の一線級を相手にどんな走りを見せるか注目される。


前走、中山記念で7着のトラストワン(牡7、栗東・庄野厩舎)は、ポリトラックで助手が騎乗しての単走追い。先週のCWコースでもパワフルな動きを見せていたが、今週も鞍上の指示に鋭く反応して6F80.8-63.6-49.4-36.4-11.6秒をマーク。馬のデキに関しては申し分ない状態に仕上がっている。

庄野靖志調教師も「中間もしっかりやってあるし、今週はポリトラックでサッと。いい動きだったし、順調にこられていますよ。相手はかなり強くなるけど、その間に割って入るぐらいの気持ちを持って臨みます」と仕上がりには自信あり。一角崩しを狙う。