重賞4勝を挙げた9歳馬ランフォルセが引退

2011年のエルムSなど、交流重賞を含む重賞4勝を挙げたランフォルセ(牡9、美浦・萩原厩舎)が、4月1日(水)付けで競走馬登録を抹消された。

ランフォルセはデビュー戦こそ芝を使われたものの、2戦目以降はダートに主戦場を移す。転向初戦で勝利を挙げると徐々に頭角を表していく。本格化は5歳時で重賞初挑戦の東海Sで2着に入ると、エルムSで重賞初制覇。その後は交流重賞に活躍の舞台を移し、12年から14年まで毎年、交流重賞タイトルを獲得。先日行われたマーチSは約2年ぶりとなる中央でのレースとなったが、結果は振るわずの11着。今回は年齢や脚元の不安も加味しての引退となった。今後は北海道苫小牧市のノーザンホースパークにて乗馬となる予定。

馬主は(有)キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「音楽用語で「ますます強く」」。JRA通算獲得賞金額は1億9633万4000円(付加賞含む)。地方通算獲得賞金は1億5930万円。

ランフォルセ
(牡9、美浦・萩原厩舎)
父:シンボリクリスエス
母:ソニンク
母父:Machiavellian
通算成績:41戦11勝
(うち地方通算:20戦3勝)
重賞勝利:
11年エルムステークス(G3)
13年浦和記念(Jpn2)
12年ダイオライト記念(Jpn2)
14年佐賀記念(Jpn3)

ランフォルセ

▲最後の勝利となった14年の佐賀記念