【天皇賞(春)】1週前 前走の敗因明確 タマモベストプレイ

23日、天皇賞・春(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。日経賞をひと叩きしてここへ臨むタマモベストプレイ(牡5、栗東・南井厩舎)は、助手が騎乗して坂路で一杯に追われ、4F52.0-37.6-24.3-12.1秒をマーク。古馬オープン・ナリタポセイドンを1馬身従えてゴールした。

昨年9月の丹頂Sでの勝利をキッカケに、以降は全て2400m以上の距離を選択。京都大賞典ではラストインパクトにクビ差の2着。ジャパンCでも積極策で見せ場は作った。今年に入ってからの2戦はともに7着も、勝ち馬からは大きく離されておらず、前走の日経賞は落鉄で敗因はハッキリ。「流れが向けば」の期待はある。

鶴田厩務員も「この前は道中で両前を落鉄。けっこう早いタイミングで外れていたみたいです。そのダメージを考慮しながら調整してきました。1週前なのでビシッと。やれば動く馬ですが、今週の馬場でこれだけ動けたのはいいですね。このひと追いで上向いてくるでしょう」と更なる上積みを示唆。思い切った競馬でも粘り込みを狙う。

タマモベストプレイ