【日本ダービー】ドゥラメンテがレースレコードで二冠達成!

5月31日(日)、2回東京12日目10Rで第82回日本ダービー(G1)(芝2400m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の1番人気・ドゥラメンテ(牡3、美浦・堀厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:23.2(良)。

2着には1馬身3/4差で5番人気・サトノラーゼン(牡3、栗東・池江寿厩舎)、3着にはハナ差で3番人気・サトノクラウン(牡3、美浦・堀厩舎)が続いて入線した。

ポルトドートウィユがやや出遅れたスタート。ミュゼエイリアンが叩いてハナを奪取し、2番手にキタサンブラック、逃げ宣言のスピリッツミノルは先手を取れずにコメートと並んで3番手からの追走。皐月賞馬ドゥラメンテは中団やや前め、その直後に僚馬サトノクラウン。リアルスティールはその3馬身ほど後ろからマークする。
隊列がほとんど変わらないまま直線へに入ると一気に勢いが付いたドゥラメンテがアッという間に前を捕らえて残り1Fで先頭。サトノラーゼン、サトノクラウンの追い上げを尻目にゆうゆうと先頭でゴール。勝ち時計は父・キングカメハメハのタイムを0秒1更新するダービーレコード。圧巻の末脚で皐月賞に続く二冠を達成した。同じ勝負服の2着争いはハナ差でサトノラーゼンに軍配。リアルスティールはそこから2馬身離れた4着に終わった。

勝ったドゥラメンテは母、祖母、曾祖母がいずれもG1を勝っている超良血で、新馬勝ちこそならなかったが、2戦目、3戦目を連勝。重賞初挑戦となった共同通信杯でも2着に入り、皐月賞では4コーナーでフラつきながら直線力強く伸びてクラシック一冠目を制覇。このダービーでは単勝1.9倍の圧倒的支持に応えて見事なレコードV。秋は三冠を狙うのか、それとも既に登録を済ませている凱旋門賞に向かうのか、その動向が注目となる。

馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「荒々しく、はっきりと(音楽用語)」。

【ミルコ・デムーロ騎手のコメント】
「ダービーは2度目の勝利だけど、JRA騎手としては初めて。1番人気のプレッシャーはありました。勝てて本当に良かった。1~2コーナーで掛かったから危なかったし、直線でも他馬とぶつかったけど、手前を替えてからはすごい脚だったよ」

【堀宣行調教師のコメント】
「暑い天候でしたが、輸送からパドックと落ち着きがありました。道中ではかかるところもありましたが、ジョッキーが上手く乗ってくれました。(今後は?)恐縮ですが、馬の状態を見てオーナーと相談して決めたいですね。(登録のある)凱旋門賞については、個人的にはもっと完成してから良いかなとも思います。馬体・精神面ともに成長の余地がまだまだある馬です」

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ドゥラメンテ
(牡3、美浦・堀厩舎)
父:キングカメハメハ
母:アドマイヤグルーヴ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:6戦4勝
重賞勝利:
15年日本ダービー(G1)
15年皐月賞(GⅠ)

ドゥラメンテ

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