2冠馬ドゥラメンテがまさかの骨折 年内復帰は絶望的

今年のクラシック2冠馬ドゥラメンテ(牡3、美浦・堀厩舎)が、両前脚を骨折したことがサンデーサラブレッドクラブの公式HPで発表された。

ドゥラメンテは日本ダービーを制した後、北海道のノーザンファーム早来へ放牧に出されると、前膝の骨膜を気にするようになり、複数回のレントゲン検査の結果、左前の骨膜の一部が遊離していることが判明。右前にも同じく剥離した軟骨片がみられ、「骨片自体は米粒くらいの小さなもの」と同発表ではされているが、両前トウ骨遠位端骨折で全治6ヶ月相当と診断された。

今後は負傷部分が運動時に悪影響を及ぼしかねないことを考慮し、近日中に両前肢の骨片摘出手術を行う予定。気になる復帰については、3~4ヶ月で騎乗運動を再開し、厳寒期を避けて、来年の3~4月頃を見込んでいるとのこと。

日本ダービーでは父キングカメハメハを上回るレースレコードで制すなど、その圧倒的なパフォーマンスからも、登録のあった凱旋門賞か、それとも三冠ロードを目指すのか、動向が注目を浴びていた最中のアクシデント。思いもよらない結果となってしまった。

ドゥラメンテ
(牡3、美浦・堀厩舎)
父:キングカメハメハ
母:アドマイヤグルーヴ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:6戦4勝
重賞勝利:
15年東京優駿(G1)
15年皐月賞(G1)

ドゥラメンテ

▲圧倒的な走りで二冠馬に輝いたドゥラメンテ 復帰を待ちたい