トピックスTopics
【2回福島】プライムセラー…小平奈由木の注目新馬レポート
2015/6/30(火)
プライムセラー(牡2、美浦・和田道厩舎)
父:カンパニー
母:トップセラー
母父:スペシャルウィーク
ミラクルアドマイヤの貴重な後継であり、8歳にして本格化し、天皇賞・秋、マイルCSを制したカンパニーが父。同馬の兄弟にレニングラード(アルゼンチン共和国杯)、ヒストリカル(毎日杯)ら。トーセンジョーダン(天皇賞・秋)なども名を連ねる豪華なファミリーだ。成長力も魅力だが、3歳時より常にトップクラスと渡り合っていたことを考えれば、早期から活躍する産駒も出るだろう。
母トップセラー(その父スペシャルウィーク)は3勝をマークした。祖母がクイーンSを制したプロモーションであり、母の半弟にアドマイヤメイン(毎日杯、青葉賞、ダービー2着)、アドマイヤプリンス(3勝)、アドマイヤバラード(4勝)がいる。天皇賞・春を制したアドマイヤジュピタもこの一族の出身。サンデーサラブレッドクラブでの募集総額は1600万円だった。
ノーザンファーム早来での調教はスピーディーに進行。5月27日、美浦に入厩した。6月5日にはゲート試験の合格を果たし、順調に追い切りを消化してきた。テンションを上げないよう、タイムは求めていないものの、長めの芝に適性がありそうな柔らかいフットワーク。仕上りは上々である。
7月5日(日)、福島の芝1800mに向かう。石橋脩騎手で。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2024/4/25(木) 力を引き出せるように頑張ります【柴田大知コラム】
- 2024/4/25(木) 【天皇賞・春】近3年オール連対圏!複勝率7割を超える不動の軸馬候補
- 2024/4/25(木) 【天皇賞・春】「京都×長距離」で急浮上!勝負の本命&大金星を狙う人気薄
- 2024/4/25(木) 【天皇賞・春】3週続けて重賞激走!人気薄でも狙える「長距離G1マイスター」とは
- 2024/4/24(水) 【羽田盃】白雪姫の物語に新たな1ページ!アマンテビアンコが交流元年の羽田盃を制す
- 2024/4/24(水) 【天皇賞・春】栗東滞在で大一番へ!レジェンドを背にサリエラが春の盾獲りに挑む
- 2024/4/24(水) 【天皇賞・春】見せたい菊花賞馬の意地!ドゥレッツァを管理する知将のホンネ
- 2024/4/24(水) 【天皇賞・春】長距離で安定感抜群!ワープスピードが一発を狙う!