最後までステッキは抜かず 着差以上のシュウジだ!

シュウジ

15年7/4日(土)3回中京1日目5R 2歳新馬(芝1400m)

シュウジ
(牡2、栗東・橋口厩舎)
父:キンシャサノキセキ
母:カストリア
母父:Kingmambo

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午前中から小雨ながら降りだして、芝はややスリッピーな馬場。2番手から3角で先頭のシュウジが、前後半をイーブンペースと平均な流れにして終始レースのイニシアチブを握り、最後までステッキを抜く気配も見せずに外を追い上げてくる馬をチラ見をしながらと、最後まで馬に気合いを入れながらのゴール。
2着には、先行したレッドカーペットがもう一度伸び脚を見せ、急追したクライシスをハナ差しのいで、結果は先行前残りの競馬であった。

前半3Fが35.4で上がりが35.3と、ほとんど同じペースを演出した小牧J。レッドカーペットが外からダッシュよく出て行ったが、先頭に立ってすぐに頭を左右にふってソラを使う。それを見て小牧Jが前に出て行ったのが3角手前あたり。それもジンワリと。ユッタリした流れで3角を廻り、4角でも手応えは持ったまま。レッドカーペットが内の3番手と位置取りは下がったが、決してバテている感じではない。
直線に入って追走していた馬達が終いをなくしていくのに反して、レッドカーペットはもう一度伸び出す。真後ろを走っていたクライシスが急追してきた。小牧Jのシュウジは最後は手綱だけでしっかりと終いも追って、気を緩めさせずのゴールへ。常にレースと言うものを教えたりと、しつけもちゃとしていた。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。