重賞2勝馬アンバルブライベンが疝痛により急死

軽快な逃げを武器に、昨年の京阪杯や今年のシルクロードSを勝利したアンバルブライベン(牝6、栗東・福島信厩舎)が5日、放牧先の北海道日高郡新ひだか町にあるフジワラファームにて、重度の疝痛を発症し急死していたことが分かった。
先月21日の函館スプリントS(5着)に出走したばかりで、あまりにも突然過ぎる知らせとなった。

デビュー5戦目から24戦続けて騎乗してきた田中健騎手とのコンビでも知られ、今年の高松宮記念でも、香港G1馬エアロヴェロシティを差し置いてハナに立つ積極的なレースを披露。6歳を迎えても衰えはみせておらず、秋の動向が注目されていた。

ルールオブロー産駒の稼ぎ頭にして唯一の重賞勝ち馬。母としての今後にも期待されていただけに、非常に残念な結果となった。

アンバルブライベン
(牝6、栗東・福島信厩舎)
父:ルールオブロー
母:チェリーコウマン
母父:スプレンデイドモーメント
通算成績:28戦8勝
重賞勝利:
15年シルクロードS(G3)
14年京阪杯(G3)

アンバルブライベン

▲デビュー24戦目で重賞初制覇となった昨年の京阪杯


アンバルブライベン

▲シルクロードSは55.5キロを背負って後続を完封